切ないーLT ページ50
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帰りは出来るだけAを笑顔にしたくて
いつも通り車内で面白い話をたくさんした
Aといるといつも時間があっという間に過ぎていく
LT「今日は1日付き合ってくれてありがとう」
「私こそありがとう、すごく楽しかった」
LT「またきっと会えるから…」
「うん…絶対だよ…」
LT「たまに連絡する笑」
「わかった笑…じゃあ…いくね…」
LT「うん…辛いから…振り返らず…行って」
車を降りたらきっとまたAは悲しい顔をするだろう
そんな顔、ずっと見てたら俺だって苦しくなる
だからあえて振り返らず笑顔で行ってほしかった
「…うん…わかった…じゃあ…またね」
LT「またね…」
車を降りてトボトボ歩いてくA
振り返らずなんて言ったけど
Aの切ない後ろ姿を見て
俺は自分の気持ちを抑えきれなかった…
LT「A」
気付いたら車を飛び出しAを抱きしめてた
「オッパ…」
LT「…ごめん、俺が耐えれなかった」
Aを正面から抱きしめ直し
もう一度だけ優しくキスを落とした
「オッパ…」
LT「引き止めてごめん」
「ううん、ありがとう」
最後の最後でまた抱きしめ合った
会え無くなる分のエネルギーを
チャージするかのように…
「行くね…」
LT「うん、おやすみ…」
「おやすみなさい」
Aをエレベーターまで見送った
これから何日…何ヶ月…
Aに触れることができないんだろう…
そんなことを考えながら帰路に着いた
切なくて辛くて寂しくて…
胸が苦しくなった…
寝る前に2人で撮った写真をメールで送った
ー今日はありがとうー
その一言を添えて…
本当は花火を見ながらAに自分の気持ちを
告白しようと思ってた
でも、会えなくなるってわかってたから
そんな状況下でAを束縛したくなかったからやめた…
チャンミン…
もし、今後Aにひどいことをして
泣かせるようなことがあれば
俺はチャンミンを許さないから
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作者名：しおり | 作成日時：2022年7月6日 23時
