幸せを告げる箱 (ページ46)

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LT「あなたはただAを利用したいだけ」

友樹「違う、Aは元は俺の婚約者なんだぞそれに
Aはまだ俺のこと好きなんだろ？華に気を遣って
言えなかっただけだろ？」

「友樹のことなんて好きじゃない」

LT「Aの事を捨てたのはあなたですよね？
自分勝手すぎませんか？僕はこんなにも素敵な
人を捨てるようなバカな真似は絶対にしません」

友樹「俺のとこに戻ってこいよ」

LT「A行こう」

「うん」

そう言い歩き出した時

友樹「ふざけるな」

とオッパに掴みかかろうとした時

ドカッ

友樹の顔目掛けてカバンが飛んできた

真美「ごめーん友樹、当てるつもりなかった〜」

「真美…」

真美はそう言いながら自分が投げた鞄を
拾っては友樹に掴み掛かった

真美「ほら、二人とも早く行きな」

LT「真美さんありがとう、A行くよ」

「うん、真美ありがとう」

そして、私たちを逃がしてくれた

友樹「離せ！Aを返せ」

真美「あの人はお前なんかが敵う相手じゃないわ！！」

すごい勢いで逆壁ドンをし友樹を
怒鳴る真美に私たちは唖然とした…笑

LT「真美さん…すごいね笑」

「う、うん笑」

ーーー

仕事の引き継ぎも終わり
退職の日を迎えた

みんなからプレゼントや色紙に花束に
色んなものをもらった

あの二人以外は
本当にいい人達ばかりだったから
すこし寂しく思った

でもこれでやっと
あの二人から離れることができる…

仕事が終わり護衛のように真美が
ロビーまで一緒に来てくれた

LT「お疲れ様」

真美「イトゥクさん、Aの事を頼みます。
Aを泣かせるようなことがあればいくらスジュの
リーダーでも許さないので笑」

LT「わかってます、必ず幸せにします」

真美はお母さんか…笑

二人のやりとりに笑ってしまった笑