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真美ってそんなに足早かったっけ
全然追いつかない…
追いついた頃にはもう部長のいる部屋の中…
ってなんでそこに友樹もいるの…
真美「これどういうことですか！Aを勝手に外しておいてまたいきなり営業って！ふざけてるんですか？」
部長「上が決めたことだ、仕方ない」
友樹「再来月からよろしくねA」
そう言って友樹がいきなり私の髪を触って来た
真美「Aに触んな」
私が避けるよりも先に真美が友樹の手を振り払った
部長「Aさんには悪いけど再来月までに移動できるよう仕事を片付けて引き継ぎをしといてくれ」
「…わかりました」
真美「ちょっとA！？」
「仕方ないよ真美…一旦戻ろう」
そう言い私は真美を引っ張りながら部屋を出た
真美「Aこのままでいいの？」
「良いわけないじゃん…でもなんとも出来ないから…」
部長にたてついて真美の評価を下げられる方が嫌だから
自分でなんとかするしか無いと思った
まだ2ヶ月あるし
それまでにもう一度自分で部長に話をしに行こう
真美「今更なんなのよ、華と別れたから気まずくて
相方外してAに変更？都合良すぎるわ」
「真美…ありがとう」
真美「何がよ、まだ何もしてないわよ」
「怒ってくれて笑」
真美「あんなん怒って当然よ」
ーーー
とりあえず私は引き継ぎができるよう
できるだけ自分の仕事は早めに片付けていった
家に帰ってからもずっとパソコンと睨めっこする
毎日が続いた
日付は刻々と過ぎていき
気づいたら今日はオッパが帰ってくる日だった
その日はテレワークにして
何時に帰ってくるかわからないオッパの帰りを待った
そんな日に限って時間が進むのが遅く感じた
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作者名：しおり | 作成日時：2023年8月21日 6時
