4 ページ4
.
Aside
ー別れてー
いきなり言われた
一瞬何を言われたのか理解できなくて固まった
ーーー
会社に入って私は友樹と出会った
私の上司という事で一緒に営業業務を担当してた
彼から色々教わっていくうちに仲良くなって
付き合いはじめた
会社の人たちにも知られて
公認のカップルだった
付き合って2年が過ぎた頃
彼からプロポーズを受けて結婚することが決まった
結婚式の準備や引っ越しの準備に追われ
大変だったけど楽しかったし幸せだった
そんなある日
仕事帰りに2人で歩いてたら
友「俺さ、好きな人ができた だから別れて欲しい」
いきなりそんなこと言われて
私は固まった
友樹は予め呼んでおいたのか私の後ろに向かって
手招きをした
振り返るとそこには同僚の華
華「ごめんね、私たち付き合う事になったの」
一方的に別れを告げられ私は捨てられた
家に帰り1人に。
引っ越しの準備で片付けた段ボールまみれの部屋
虚しく感じた
私も真っ暗な小さい箱の中にいる感覚に陥った
動けず、ずっと玄関で泣いてると
携帯の着信がなった
幼馴染のキュヒョンオッパからだった
涙が止まらなくてまともに話ができないから
オッパはすぐ駆けつけてくれた
インターホンが鳴り
オッパを見たら何か安心したのか
また涙が溢れ出してオッパに泣きついた
懐かしい感じ
私はいつもキュヒョンオッパに助けられてた
いつも泣いてる私を優しく抱きしめながら
一生懸命泣き止ませようとしてきたり
不器用ながらに
私を守り、支えてくれてた
部屋に入り、オッパに今日あったことを話した
仕事で忙しいはずなのに
夜遅くまで話を聞いてくれた
ーーー
次の日、会社に行くとロビーの掲示板前が騒がしかった
真美「ちょっとAどういう事？！」
私と目が合った同僚の中でも1番仲がいい真美が
私のところに駆け寄ってきた
掲示板には私の部署移動
それに友樹の営業担当ペアに華の文字
私はあの2人に仕事も奪われた
部署移動といってもオフィスは同じ
3人とも毎日顔を合わせなければならない職場だった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 5人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：しおり | 作成日時：2023年8月21日 6時
