幸せを告げる箱 (ページ26)

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Aside

真美「ねぇA聞いて聞いて」

朝から真美のテンションが爆上がりだった

「どうしたの？」

真美「2年ぶりにスパショが開催されるんだよ」

「スパショって？」

真美「は？知らないの？super juniorのライブだよあーチケット当たるかなー」

「ファンだったんだ…」

余計に真美には報告しづらくなった笑

真美「そうだよ、言わなかったっけ？」

真美はそう言うと携帯でsuper juniorを検索して
私に見せてくれた

「真美は誰が好きなの？」

真美「え、そりゃーやっぱキュヒョンくんでしょ」

「うぐっ笑」

真美「え、なに笑ってんのよ」

「いや、ごめんなんでも無いよ」

思わず飲んでるコーヒー吹きそうになった

幼馴染って知ったらひっくり返るだろうな笑

真美「ほら、みんなかっこいいでしょ」

私にメンバーの顔がわかるように
写真を拡大しながら見せてくる

オッパにスジュのこと教えてもらってたから
なんとなくみんなの顔はわかってるけど

お願い、キュヒョンオッパのアップはやめて笑

笑い堪えるのに必死だった笑

「うん、そうだね」

そのページにはスパショの日程が載ってた

あちこちの国に行ってやるんだ

期間もかなり長い

またオッパに会えない日が続くんだ

寂しいけどそれがオッパの仕事だから…

我慢するしかなかった

下手に寂しい顔するとオッパが仕事しづらく
なっちゃうから笑顔で送り出さないと

そう心に言い聞かせた

真美「A聞いてる？」

「あっごめん」

オッパのこと考えてて真美の話
全く聞いてなかった笑

食事中にオッパが急に深刻そうな顔をして
スパショのことを報告してきた時は
違う意味で怖かった笑

何言われるんだろうって身構えたくらい笑

真美に先に教えられてたから
それなりに覚悟はできてたから
笑顔で「大丈夫」そう言えたけど
正直なことを言うとすごく寂しい

でもオッパの方がなんだか
辛そうに見えた

大丈夫かなぁ…