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オッパが私に手を出さないのは
私に魅力がないから…
男性から見て私みたいな人は
ダメな女なの？
友樹に言われたことで
モヤモヤしてきたから
仕事に集中して忘れようと思った
そんな時にタイミング悪く
今度は華が新人の女の子を連れて
資料室に入ってきた
しかも明らかに私の悪口を言いながら…
華「彼が言ってたの、私とは相性も良くて元カノと違って最高って」
私がいることも気づかず
悪口を続ける華
いや、これはもはや
いることわかっててわざと聞かせてる？
一通り言い放った時にやっと
私の存在に気付いたようで
華「あら、いたの？ごめんなさいねうるさくしちゃって」
そう言いながらさりげなく
私に胸元のキスマークを見せびらかしてきた
無視して素通りしようとしたら
華「友樹は私のことが大好きなんだって、だからもう諦めてね」
「はい？」
私がまだ友樹のことを好きだと思ってるの？
ありえないから
華「だからー友樹のことは諦めてねってこと」
「ないから」
私はそう一言言って資料室を出た
ほんと意味わからない
2人に言われたことにモヤモヤしながら
私は急いでその日の仕事を終わらせて
家に帰った
最近オッパは忙しくて帰りが遅い
いつものように私は1人…オッパより先に布団に入る
友樹の言った言葉が頭の中でぐるぐると回る
モヤモヤしすぎて
何回起きて寝てを繰り返したんだろう
ふと横を見ると
オッパが隣で寝てた
いつの間に帰ってきてたんだろう
オッパを起こさないようにベットから出て
窓から外の景色を眺めた
オッパの気持ちを知りたいけど知るのが怖くて
胸が苦しくなって涙が止まらなくなった
LT「A？」
後ろから
優しく呼ぶオッパの声がした
LT「どうしたの？泣いてるの？」
「オッパ…私ってそんなに魅力ないですか」
LT「え？」
私は友樹に言われたことをオッパに話した
LT「そんなことないよ」
そう言いながらオッパは
優しく抱きしめてくれた
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作者名：しおり | 作成日時：2023年8月21日 6時
