元彼恋愛ラプソディー【ut】 (ページ31)

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時間よりは全然早いのに、何故私達は揃っているのだろうか

でもまぁ、想いを伝えれば終了なんだ

今からでもいい

Ut｢んで、用件なんなん？いきなりメッセージ来て少し吃驚してもうたやん｣

やはり来るか

当たって砕けろ私！

『私はまだ好き、それだけだよ』

そう伝えると、鬱はアホ面晒して私の事を見つめる

Ut｢は？え、ちょっと待って、もっかい｣

『ついに耳イカれた？まだ鬱に想いを寄せてるってこと、あーわかった、よーく聞いとけ？』

『私は鬱の事を諦められてない、まだ想いを寄せてる、だから』

そこまで言ったところで、鬱から言わんとって、という声が聞こえる

Ut｢どんな用件だろうが俺はまだ好きってこと伝えようとしたら、逆に伝えられたわ……｣

その声を聞き、私はさっきの鬱のような顔をする

Ut｢好きやで、両想いってことでええんやろ？これからずっと隣にいてくれへん？｣

『勿論』

そう言えば肩の力が抜けたような感覚が襲いかかってきて、ついよろける

『おっと』

Ut｢大丈夫？今日はすっげぇ楽しいデートにしような！｣

『付き合って初めてのデートはやっぱりここだね』

Ut｢せやね｣

ああ、これが私の求めていたものだ

成功してよかった、凄く憑き物が取れたみたいな感覚

やっぱりすきだなぁ