悪魔なメイドとふわふわお嬢のおやすみ前の安眠おやつ～寝れないの？～ (ページ10)

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銀河へ行けページ10

「はぁっ！？姉さんが！？だ、誰よ！！？」
「さー？私と一緒に来る価値はあるんじゃないか？それとも……」
「…」
「主人に許可は取ってある」
さっき、交渉(脅迫)してきた。いやぁひどかったよ顔は真っ青口から泡吹きながら答えてたもん。
こわっ。

「ね、姉さんって…ルアラリエ姉さん？サラ姉さん？サラ姉さんは幸せなんだから…め、メルフィス姉さんかしら！？……嘘、じゃないでしょうねっ…」
歩いているのに犬のようにまとわりついてくる。
ちょっと、鬱陶しいかなぁ。

「うっさいなぁ！さっさと行くよ！！」
「まっ、待ちなさいよ！待ちなさいっ！！」

カタカタ…

馬車が揺れる。姫は馬車の中で夢の中。
(冷え性(人5)ド)は爪で肌をかいたり忙しない。
私はクッキーを１つ食べた。
クッキーと一緒に不安を噛み締め、愉悦に変える。
いつだって成功してきた。
今日だって明日だって絶対終わる。
この世にはもう狂った奴しか居ないんだから。
今さら狂ったって何一つ変わらないわ。

うん。大丈夫ね。
不安なんて楽しいでしかないわ。

クッキーはもう無い。