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「Aさんはハーフなんですか?」


『…まぁね。』



乾杯しても尚話しかけられる



「僕と同じですね」



ニコッと微笑む私と同じ金髪の彼

これがポアロで人気の安室スマイルか




『いいのかしら』


「何がですか?」


『あなたみたいな人が私に絡んでも』


「えぇ、客は僕達二人だけ。問題ありませんよ。」



そうじゃなくて…

なるべく絡むなと遠回しに伝えたつもりだが気付かない様子




『あら、私たちのことを良く思ってないのに?』


「えぇ、確かにそうですね。」



彼はバーボンを飲みながら答える




そこは認めるのね




「すみません、ただ…」









.









「あなたが僕の探している女性と少々似ているんでね。
つい話しかけたくなりまして。」



真っ直ぐに私の目を見ながら言われ、少しだけ戸惑った

何を言い出すと思ったがその探している人は一体誰なんだろうか




「その女性も金髪だったんですよ。」


『私とその人を重ねているつもり?間違っても惚れたりしないでよね。』



なんて冗談を言ってみる




「フッ、間違ったらすみません」



私の冗談を冗談で返された

なんかムカつくなこの男



『からかわないで。』


「クールですね。」


『…』




なぜ私が話す男はみんな寄ってたかって私をいじるのか


こりゃちょっと礼儀正しい秀一ね

こんなこと彼には死んでも言えないけど。




『マスター、キングスバレイちょうだい。』


「お作り致します。」


「あ、僕も同じのを。」




右の彼を横目でキリッと睨む

視線に気づき、口角を上げて鼻高々に笑われた









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おと(プロフ) - ange10ves25さん» ご清覧、ご指摘ありがとうございますm(_ _)m大変申し訳ないです( ; _ ; )パート2以降は行間を狭めているのでどうか引き続きお楽しみいただければ幸いです。 (2022年5月8日 17時) (レス) id: 066d930de7 (このIDを非表示/違反報告)
ange10ves25(プロフ) - 面白そうで読み始めました。まだ読み始めですがとても楽しく読んでいます。ですが、行間があきすぎで少し読みにくいなと感じました(・・;) (2022年5月8日 0時) (レス) @page5 id: 90d5b01646 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おと | 作成日時:2021年8月16日 16時

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