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『マスター、ウイスキーお願い。種類はお任せするわ。』
「ウイスキーですね、かしこまりました。」
仕事終わりの夜
久々に訪れた行きつけのBAR
ここ数日中々気分も上がらないので
一息つくためにもここへ来た
「お待たせしました」
『ありがとう』
目の前に出されたグラスを手に取り、口へ運ぶ
口に広がる飲み慣れた味
これって、、
『…ライ?』
「えぇ。Aさん、ライお好きでしょう。」
そう言われ、グラスを見つめる
『そうだったわ。ありがとう。』
ライ…
秀一が組織に潜入した際のコードネーム
その意味もあって私はよく好んで飲んでいた
ここに来てまでも秀一か、、
こんな状況に不覚にも笑ってしまった
「何かあったんですか」
落ち着いた声と、雰囲気を持つマスター
彼はお客さんの少しの変化にもすぐ気付く
『うーん、、笑』
「無理に話すことはありません。
今日はゆっくりして行ってください。息抜きに来たんでしょう?」
『…マスターってすごいのね』
「何年この職業やってると思っているんですか」
なんて言って優しい顔で微笑む
『フフ、そうね』
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カランカラン_
ふとドアが開いた
お客さんのようだ
「いらっしゃいませ。お好きな席どうぞ」
コツコツと男性の革靴のような足音が近付くのが分かった
するとその男性は私と2つ離れた席へ腰掛けた
誰だろう
横目でしか見ていなかったので顔は分からない
「ウイスキーを。」
男性が頼んだのは私と同じウイスキー
それになんだか聞いたことあるような声
知り合い、、?
「種類は?」
「バーボンで。」
…バーボン、、
!!まさか
顔を確認しようとチラッと横を見た瞬間
『…あ、、』
目が合った
.
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「…あなたは」
互いに少々驚いた表情になる
『バーボ、、あ、安室さん、』
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。
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おと(プロフ) - ange10ves25さん» ご清覧、ご指摘ありがとうございますm(_ _)m大変申し訳ないです( ; _ ; )パート2以降は行間を狭めているのでどうか引き続きお楽しみいただければ幸いです。 (2022年5月8日 17時) (レス) id: 066d930de7 (このIDを非表示/違反報告)
ange10ves25(プロフ) - 面白そうで読み始めました。まだ読み始めですがとても楽しく読んでいます。ですが、行間があきすぎで少し読みにくいなと感じました(・・;) (2022年5月8日 0時) (レス) @page5 id: 90d5b01646 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おと | 作成日時:2021年8月16日 16時