One more time【赤井秀一】

1 ページ3

.









Prrrrrr....






車内で少しの間仮眠を取っていたとき


私の携帯が鳴り、目を覚ました。









『、、はい』




「もしもし？」




『、、どうかした？』




かけてきたのは同僚のジョディ




「なんだか無愛想じゃない。」




『今仮眠を取っていたところなのよ、、』




「あら、ごめんなさいねA。

でも一刻も早くあなたに知らせなきゃいけないことがあって。」




『なに？何か情報を掴めたの？』






確かジョディは秀一の死に疑問を感じて


今晩キャメルと来葉峠に向かったはず。




一緒に行こうと誘いを受けはしたが


仕事がある、と断った。





でも本当は、彼のことを思い出すと涙が出てきてしまいそうで怖かったから。









「えぇ、聞いて驚かないでよ」




『なによ』





まさか秀一が生きていたとでも言うのかしら


なんて有り得ないことを考えながら


ペットボトルの水を飲み、次の言葉を待った。






「実はシュウ、、」









.









.









.









.









.









.









「生きていたのよ」









.









.









.









『、、！ﾌﾞｯ』




信じ難すぎる言葉のせいで思わず水を吹き出しそうになる。




「ちょっ、大丈夫？！」




『あ、うん、なんとか、笑

えっとー、、私を元気づけるためのドッキリか何か？』



「何言ってるの？そんなドッキリするわけないでしょ。本当よ。」





まぁ、そうか


そんな嘘わざわざつくわけないか、と納得しつつも


ジョディの情報に驚きを隠せなかった









.









.









.









。

2→←0

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す