Fantastic Future【Mizuki.I】

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お風呂からあがって部屋に向かう途中。




「ほわ！！？あれは部屋着ver.の瑞稀くん！！」




私は少し先にお風呂上がりの瑞稀くんをみつけた。



彼の髪は少し濡れたまま。





隣にはいつも仲良しの橋本くん付き。




いつも制服姿しか見ないのに、



部屋着みれるなんて、修学旅行大好き。




隣の美々子は相変わらずため息をこぼす。



「瑞稀くん！水も滴るいい男だね！！」




瑞稀くんの元に駆け足で行くと、瑞稀くんは



ぴたっと固まってしまった。



え、なに？



顔がほんのり赤くなっている。逆上せた？




「瑞稀くん？どしたの？」




『いや、声でかいし迷惑だから早く戻れよ』




「冷たいなあ、でも好き」




瑞稀くんは周りをきょろきょろ見ながら



ほら、早く行けよ！と私の背中をぐいぐい押す。






は！わかった、私のスッピンがそんなに



見たくないほどブスだってこと？！







「流石の私でも傷つくよ瑞稀くん〜、、」





なんて冗談混じりで



ぎゅっと瑞稀くんに抱きつく。




うん、どーせいつも通り引き剥がされるけど。







涼「んー、Aちゃん勘弁してあげて？



みずっくん死 んじゃうよ」




橋本くんは横で瑞稀くんを見ながら苦笑いしている。





美「A、ほら行くよ。迷惑かけないの」




珍しく引き剥がされなかった。




美々子に引き剥がされて今帰ってるけど。




何で瑞稀くん死 にそうだって言ってたんだろ？




やっぱりお風呂入りすぎてのぼせてたのかな？




それはごめんね瑞稀くん！

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