私の居場所はあるの?〜fifth〜

第59話／読めない男　参入 ページ8

ﾒﾘ「みんな!
　こいつから挨拶があるってよ!!
　ほれほれほーれ」

　マスターが皆を招集する

ｺﾞｳ「挨拶…挨拶…了解した
　やあ こんにちわ
　〈七つの大罪〉
　〈色欲の罪〉[ゴート・シン]
　ゴウセルだ 俺は…」

　そのまますっと視線が下がり

ｺﾞｳ「…なぜ酒場に家畜がいる?」

ﾎｰ「挨拶から話が急にとぶな!!
　つか誰が家畜じゃコラァっ!!」

　ホーク様がノリツッコミをする

ﾊﾞﾝ「もう良いだろ〜
　は〜らへった♪」
ｷﾝ「ちょっとバン!!」
ﾃﾞｨ「僕もおなか空いた〜
　食べながら話そうよ!!」
ｷﾝ「そ…そうだね〜」
　キングの顔はデレデレだ
ﾒﾘ「…切り替え早くね？」
　マスター…そこつっこんじゃいけない



　飲み会の準備中

ｷﾝ「ねぇバン…その服替えがあったんだ?」

ﾊﾞﾝ「町に行く道すがらチョットな♪」

ｺﾞｳ「盗ったな」

　男3人組に重い物を運んでもらって
　私は料理を作る
　ふと思い当たって料理の手を止め
　あとは煮込むものだけなので
　急いで向かった
　ケインさんとマスターのところへ


ﾒﾘ「…もう行くのか?
　一緒に飲んでけよ」

ｹｲﾝ「いや…お前さんもう一度あえただけで
　十分じゃよ」

ﾒﾘ「…そっか」

　マスターは少し残念そうに言った

ｹｲﾝ「なぁ…メリオダス
　ずっと前にお前さんに聞いた答えを
　今教えてくれんかのぅ」

　…？
　こんなこと原作にはなかった
　ケインさんの会話もそうだ

───────────────────
ｹｲﾝ「…スピカというのはな
　メリオダスがずっと…
　ずっと捜していた子なんじゃ…
　確かメリオダスは
　ペンダントをつけていて
　その中にスピカの絵が
　入っていたんじゃよ
　キャメリアちゃんそっくりの絵が…」
───────────────────


　ここからは
　マスターの後ろ姿しか見えない
　だから表情も見えないが
　ここで出てはいけない
　本能で思った

ﾒﾘ「……………」

　ケインさんがはっと息をのんだ
　そして微笑んだ

ｹｲﾝ「はっはっは…まだまだ若いの!
　ではまたいつか…な」

ﾒﾘ「バルザドも達者でな!」

　マスターはずっと
　ケインさんが見えなくなるまで
　手を振っていた

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