私の居場所はあるの?〜fourth〜

第50話／祭りのあとの ページ22

ディア姉が岩の上から降りて
　(飛び降りて?)
　来たので
　バンにまた抱えられる前に
　私はディア姉の元へ向かう
　そしてディア姉は
　こっちに向かって走りながら
　衝撃的な一言を

ﾃﾞｨ「リア!!
　団長が…目を覚まさない!!」

　ドカンと衝撃がはしった気がした
　マスターが目を覚まさない?
　私はとっさに走り出した
　私のせいで…
　また誰かを殺してしまう…!!
　ディア姉の手に飛び乗って
　マスターをおこしあげる

　冷たい

　私は目の前が真っ暗になる
　マスターが死んでしまったら
　この世界は終わってしまう
　みんなも死んでしまう

『私のせいで…!!』

　お姉ちゃんも
　義母さんも
　孤児院の子供たちも
　みんなみんな私のせいで死んでしまった

『マスター…死なないでぇ…!!』

　気がついたら涙が出ていた
　怪我だってかすり傷しかない
　やっぱり私が

　魔力を取ってしまったから?

『ねぇ起きてよ…
　メリオダス…!!』

　私はマスターを抱きしめる
　胸が痛い
　苦しいよう

ﾒﾘ「ごめん…心配かけたみたいだな
　オレは大丈夫
　死なねーよ
　キャメリア」

　ポンポンとあやすように
　背中を叩かれる
　その瞬間さらに涙が出てきた
　マスターが…メリオダスが起きた

『よかった…メリオダス…!!』

　ぎゅうぎゅうと抱きしめる

『生きていてくれて良かった…』

　あたたかい
　ただそれだけで
　今までの苦しみから解き放たれた
　そんな感じがした

「あの〜キャメリアさん?
　オレ一応男だし
　裸も同様なすがただけど…
　大丈夫なんですかね〜」

　ゆっくりとマスターから離れる
　そしてもう一度マスターの格好を見る
　上の服は無くて
　ズボンもとてもぼろぼろ
　しかも男性…
　私は素早く立ち上がると
　近くに来ていた
　リズ姉の後ろで丸くなった

　顔が熱い…
　男性に抱きついてしまった…
　しかも自分から…!!
　でも…

　でも嫌じゃなかった
　むしろ抱きしめ返してくれたとき
　ものすごく嬉しかった…
　どうしてだろう…
　あんなに男は最低だと思っていたのに



おまけ
ﾃﾞｨ(団長が耳まで真っ赤になってる)
ﾊﾞﾝ(いきなり抱きつかれてたら
　そりゃあうれしいよな♪)

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