第47話/破壊の使徒 ページ15
_NOside_
ギー「あ…ぐあ…あぁぁぁ…!!」
今や村人が居なくなったバイゼルの村に
ギーラの叫び声が響きわたる
けれども様子のおかしいメリオダスは
そんな“こと”なんか興味ないように
ギーラの手が握っていた
刃折れの剣を取り返し
その取り外した手をポイと投げ捨てた
手はジェリコの近くに転がっていき
ギーラがたどたどしい足取りで取りに行くが
メリオダスの一薙で2人とも飛んで行く
ジェ「ぐぁぁっ!!」
ギーラに至ってはもう叫ぶ力もないようだ
ジェ「嘘だろ…?
軽く振っただけでこの衝撃だと!?」
ジェリコは体制を立て直すと異変に気づいた
ジェ「ギーラ!!!
ま…まずい!!死にかけてる!!」
飛ばされた瞬間に
拾ったらしき手をくっつけて
胸元にあった謎の宝石を取り出し
地面に叩きつけたジェリコ
《超回復術》!!
ギーラが目を覚ました
ギー「た…助かりました」
切り取られた手は
元のように動くようになったが
もうさっきみたいに笑ってはいない
ジェ「話が違うだろ!!
女神の琥珀からの自力脱出は
不可能じゃなかったのか!?」
ギー「それは捕縛対象が私たちと同じ
被験者クタークラス)の場合よ…」
ジェ「ど…どういうことだ?」
そこまで言っても理解できていない
ギー「ヘルブラム卿の仮説はこうだった
〈七つの大罪〉メリオダスは
我々 被験者級(リアクター)と同じく
魔神の血に適応した人間なのではないか_
ヘルブラム卿が発見するずっと前に
魔神の血の効果を知り摂取した
最初の者ではないか_と」
そう話すギーラはさっきと比べて
ずっと楽になったようだ
ジェ「つ…つまり事実は仮説をはるかに越え
事態は深刻…ってことか?」
その解釈に驚きの返事が帰ってきた
バン「ああ♪
ありゃあ相当やべぇぞ〜♪」
ジェ「!!」
いきなり自分が倒したはずのバンが出てきて
困惑を隠せないジェリコ
そんなことはお構いなしに
バン「よーうジェリコ
ついでに回復させてもらったぜ♪
“呪言の玉”なんて
いいモン持ってんじゃんよ〜♪
せっかくだし貰っとくぜ♪」
そういったバンの手中には
ギーラの腕についていたはずの
“呪言の玉”
ギー「いつの間に!!」
ジェ「貴様!!ジェリコだ!!」
そう言ってジェリコは
バンに切りかかろうとするが
バン「よそ見すんじゃ…」
ゴパッ
遅かった
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Rain☆(プロフ) - 200人おめでとうございます!!!これからもがんばってください! (2017年12月16日 19時) (レス) id: 591e17dc29 (このIDを非表示/違反報告)
サイネリア - 200人おめでとうございます!!また投票しました!更新楽しみすぎて毎日チェックしちゃってますw無理はせずに頑張ってください! (2017年12月16日 14時) (レス) id: 5c401c5b79 (このIDを非表示/違反報告)
リオ(プロフ) - お気に入り200人突破おめでとうございます!いつも楽しんで読んでいます!これからも頑張ってくださいね! (2017年12月16日 10時) (レス) id: ebaca7d72e (このIDを非表示/違反報告)
朱華麒月(プロフ) - ひなたさん» ありがとうございます!そう言っていただけるとがんばったかいがあります♪名前のところ、私が分かったところは直しました。もし至らない点があったらじゃんじゃん言ってもらえると嬉しいです! (2017年11月14日 22時) (レス) id: 3ff1280174 (このIDを非表示/違反報告)
ひなた - とても面白くて一気に読んでしまいました!あと名前のところが変換されていないので変えて頂くことはできませんか?いきなりすみません…。 (2017年11月14日 21時) (レス) id: 5aa360cb54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蒼宮風香 | 作者ホームページ:
作成日時:2017年8月30日 23時