私の居場所はあるの? 〜second〜

第27話／無情の雨 ページ39

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回想

児童保護所

子供1「お姉ちゃんこれ!!」

　子供から差し出されたプレゼント
　を開いてみたら･･･

　シャラン

　銀色の星形ネックレスが出てきた

『うわぁ･･･』

子供2「みんなでお金を貯めて買ったんだ〜」

子供3「開けてみてAお姉ちゃん」

　開けてみると、私の好きな曲
　“Ｓeason”が流れ出した

『高かったでしょう?他に欲しい物
　とか買わなくて良かったの?』

子供4「Aお姉ちゃんにお世話に
　なってるもん」

子供5「それにな〜みんなでお金分けて
　買ったからまだまだお金余ってるぜ〜」

　そう言って意地をはるが、
　ここではおこずかいは月100円
　中学校に上がった私でも500円だ
　ここの子供たちは私抜きで5人
　全員小学生でバイトも出来ない
　さらにこれはオルゴール内蔵型なので
　税込み5000円くらい
　だからこの子たちは10ヶ月間
　好きなものを我慢したことになる

『っ･･･ありがとう･･･大切にするね』

　思わず涙がこぼれた

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『誕生日プレゼントに貰ったの』

ｴﾘ「本当に大切な人に貰ったんですね」

　私は頷く

ﾒﾘ「ほーう･･･誰にもらったか
　少々気になるけれど
　そこらへんはどうなんですかぁ
　キャメリアさんや」

　そうやってニヤニヤと聞いてきた
　マスターはほっといて
　1番に布団に入った私







　マスターと少し話しが出来たことに
　ほんの少し･･･
　いや、
　とてもドキドキしていたことは
　多分･･･絶対気のせいだろう

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