検索窓
今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:160,247 hit

弐拾弐 ページ26

.




「気付かれるのが早かったね天魔」


「あの女中々鋭い。いいね、欲しいなあ....」






あ、あの女の子捕まった、と紫昏が呟いた。


天魔は頭がよく強い奴でさらに言うと女が大の好みなのだ。紫昏は諦めの悪い奴が好みで手足が無くなっても突っ込んでくる剣士などド真ん中らしい。


勿論そんなことA達は知らない、ただ背筋が凍るような嫌な気配は察知した。






「....とりあえず赤い方をどうにかしないといけないんだな」


「え?僕をどうにか出来ると思ってるの?」


「運がないなお前ら、お前らじゃ俺らには勝てねえよ」









「だって俺らは十二鬼月だからな」


「!!」



それぞれ髪で隠れていた左右の目が風で覗く。確かにその瞳には“下弐”と刻まれていた。


背後の朧な半月が気味悪く鬼を照らしている。






「さあ、祀りの始まりだ!」






再び鬼によって2手に別れてしまった。


つまり錆兎と義勇が紫昏の頚を斬るまでAは1人でこの攻撃力に特化した天魔の攻撃を凌ぎきらねばならない。もし2人が鬼に負けてしまった場合、Aももれなく喰われる。






「さあ、騒ごう!どちらかの命が絶えるまで!」






高揚しきった顔で攻撃を仕掛ける。


右、左、左下、腹、見えている、まだ攻撃の筋は見えている。攻撃をなんとか凌ぎきっているが防戦一方である、このままではこちらの体力が底をつくまでの時間の問題だ。






+・+・+・+

《大正コソコソ噂話》
天魔と紫昏は中々の戦闘狂です。最近は鬼狩りと出会っても皆口を揃えて許しを乞うので物足りないんだとか。紫昏の方が若干サイコパス感はあります

弐拾参→←弐拾壱



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (97 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
227人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 愛され   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Lotus(プロフ) - 黒豆粉さん» ありがとうございます!そう言っていただけると嬉しいです^^* ご期待に応えられるように精進してまいりますのでよろしくお願いします! (2019年11月17日 20時) (レス) id: 0657cdb7e7 (このIDを非表示/違反報告)
黒豆粉 - とっても素敵な作品ですね!!応援しています!!更新頑張ってください!! (2019年11月17日 19時) (レス) id: a216a85358 (このIDを非表示/違反報告)
Lotus(プロフ) - すンずさん» わあー!ありがとうございます!そう言って頂けると嬉しいです(*´`*) これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします! (2019年11月9日 17時) (レス) id: 0657cdb7e7 (このIDを非表示/違反報告)
すンず - とても面白いです!!更新頑張って下さい!応援しています! (2019年11月8日 20時) (レス) id: 6823c0d55a (このIDを非表示/違反報告)
Lotus(プロフ) - シオンさん» ありがとうございます....!!!!急に消えたのに探していただいて有難いです!!!期待に応えられるよう精進してまいりますのでよろしくお願いします! (2019年10月27日 22時) (レス) id: 0657cdb7e7 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Lotus | 作成日時:2019年10月23日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。