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6話 ページ10

Aside

体育館を出ると、桃山里見が壁にもたれて、こちらを

見ていた。

モブ「みて! 里見様よ」

モブ「素敵ー! ぜひお付き合いしたいものですわ」

ハートマークがつくような言葉が、桃山里見の周りを

飛び交う。

さ「お待ちしましたよ、Aさん。部屋に案内

しますから僕についてきてください」

桃山里見はそれだけを私に言うと、さっさと歩いて

行く。

『ちょ······っ待ってよ』

私が叫ぶと、桃山里見はピタリと止まり、こう呟いた

さ「あっそうそう。荷物ですがもう全部届きましたん

で」

『は?』

私は、半ば強引に桃山里見に連れられ、さっき入った

白いドアの部屋に入った。

さ「こっちです」

言われるがままに桃山里見について行くと、私の荷物

らしきものが、部屋に段ボールごと置かれていた。

さ「さすがにダンボールの中はみてませんよ」

当たり前だろ!! 私は段ボールの中を確かめた。

服やメイク用品、私の部屋にあったものほぼ全ての物

がこの部屋に持ち込まれていた。

さ「Aさんの両親にはさっき僕の執事が僕の写

真を持ってご挨拶に行ってきましたから」

ネクタイを外しながら淡々と喋る、桃山里見

何も知らない男と平気で一緒に住ませるとか何かんが

えてるの、うちの親!

そして、桃山里見は、手紙を私に渡してくれた。

Aへ

こんなかっこいい人と住めるなんて

よかったじゃないの!A!

お母さん、あんたを産んで良かったと思うわよ!

この人なら、Aに何かすることを無さそうだし

頑張ってね、A!

母より

そうだった·······お母さんはイケメンに弱いんだった。

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設定タグ:すとぷり , さとみ , 学園   
作品ジャンル:恋愛
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なろる - わーお…ゆいさんNICENICE!!やっぱね?主なんだよなァ??…楽しみにしてます…コロナにお気を付けて頑張ってください。 (2020年3月13日 18時) (レス) id: 65fedff2ea (このIDを非表示/違反報告)
イン - 予想の斜め上という( ゚д゚ )すこっ (2020年3月12日 22時) (レス) id: ddf20db866 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ - リト@歌い手色の占ツク民達さん» えぇやったあ!!!!!!!!(!!?!!?!!?!!?!!?!!?!!?!!?!!?!!?!) (2020年3月12日 18時) (レス) id: a2fa91df99 (このIDを非表示/違反報告)
リト@歌い手色の占ツク民達(プロフ) - よし!なら、代わりに夢主ちゃんがさとみくんとキスしようそうしよう。 (2020年3月12日 1時) (レス) id: 411bfd759c (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ - ゾクゾク… (2020年3月9日 20時) (レス) id: a2fa91df99 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:れい | 作成日時:2020年2月1日 16時

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