猫かぶり王子と私［stm］

25話 ページ30

Aside

『……あーあ…』

今日は2日目のクラス発表の日！

黄金クラスは今日の予定なんだけど…莉犬くんが昨日

呼びたしに行かなかったせいで、黄金クラスは出し物

なし！になってしまいました…

モブ「えー黄金クラス出し物ないんですの？」

モブ「楽しみにしてましたのに…」

朝から黄金クラスのドアの前に詰め寄る女の子達の文

句…抑えるのも大変…

こ「どうするんだよ、里見」

ドアを押さえながら、恋論くんが聞いた。

さ「どうしようかな…」

里見は奥に座っている莉犬くンを見る。

り「ごめん…皆…」

しょんぼりしている莉犬くん。

でも、呼び出しに行かなかった莉犬くん…ダメだよ。

さ「母さんはなんて言ってた？」

り「黄金クラスからメンバー全員出るな！だって」

はぁ…と里見はため息を付いた。

さ「遊んでたから悪いんだぞ。反省しろよ、莉犬」

里見は莉犬くんを睨む。

さ「まぁ…そういう事だ。出し物は中でする」

『はあ！？』

里見の突然の提案に私は、つい大きい声を出してしま

った。

さ「本当なら中庭で何かやるつもりだった。だが…

こうなれば、この部屋でやる！」

ちょ…ちょっと待ってよ〜！

出し物無しって言われたのに…だめじゃん！

『ちょ…ダメだって里見！』

さ「いいや。する！決めたことはやり通す！中学で

教わらなかったのか？」

いや…教わったけど…

状況、意味が違う！！

26話→←25話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す