秘密の花園 (ページ6)

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幼稚園(cn×ym) ページ6

「ちいちゃ～ん…(泣)」

僕の元に泣きながらやってきた僕の財布こと
りょーすけ。

「なに、どうしたの？」

「うっ…ぐすっ…えっと…えっとね…
りょーちゃん、ちいちゃん大好きなんだってね、だーちゃんにね、いったらね、きもちわるいっていわれた…の…」

はぁ～なんだ、そんなことか。

りょーすけがいってるだーちゃんこと、だいきは隣の花組の子。

ボクとりょーすけは桃組。

「そうなんだ。
でも、別に気にしなくていいと思うよ。
だいきにきもちわるいっていわれただけで、りょーすけボクのこと嫌いになれるの？」

だいきのは、単なる嫉妬。

ボクと同じりょーすけを好きなんだ。

でも、残念だったね笑

りょーすけは、誰にも渡さないよ。

「ぅうん。
ちいちゃん嫌いになんてなれない。
だぃすき……」

ふふっ笑

ちょっと照れながらいうところが、
かわいいよね。

「じゃぁ、だいきのことなんて気にしなくていいの。
ボクだけをしっかり見てて？
わかった？」

周りからみるとボクは、大人びているらしい。

そりゃーそうでしょ。

りょーすけを誰にも取られないように、周りをよく見て行動してるんだから。

すべては、りょーすけのため。

きっとりょーすけは、あんまりわかってないだろうけど、ボクはりょーすけがボクを思ってる以上にりょーすけがすき。

これは大人がいうしゅうちゃくしんが強いってやつなのだろう。

「わかった！！
りょーちゃんだーちゃんきにしない！！
ちいちゃんだけ！！」

ふふっ笑

おばかなりょーすけはどんどんボク色に染まってく。

「うん、さすがりょーすけだね。
ちゅっ…」

「ち、ちぃちゃん…///
おそとでちゅーはだめなんじゃないの？」

ボクが、りょーすけに言い聞かせてること。

「今のは、特別。
りょーすけの涙を止めるためのだから」

うそ、ボクに染まってきてるりょーすけに
ご褒美のため。

そうやって、うまく落としてく。

両親からはよく言われる。

「ちいちゃんが大人になったら、こわいわ～。
すでにもうお利口さんだものね。
」

ボクは、大人になったらほんとどうなるんだろうね。

でも、これだけは絶対。

りょーすけがずっと隣にいること。

「ふふっ♪
ちいちゃん世界一だーいすき！！」

「ボクもりょーすけがすきだよ」

閉じ込めておきたいくらいに……。

end

ちょっとやみぎみのちねんさんですみません…。
でも、こういうちねんさんが書きやすい…。