僕とキミとの距離

妄想世界の王子様9 ページ25

ゆーとくんside
人気投票でミスターの一位になった。


このミスター&ミスコンテストの優勝賞品は、
一泊二日の旅行だ。


そして、お互いに写真を取り合って、写真集を作ることが求められている。


だから、姫にミスは投票した。


だって、もしミスターになれて姫がミスになったら、写真取り放題だし、旅行だって一緒に行ける。


こんな出会いイベントなかなかないよね！

そして、ミスの一位が姫にきまったが、姫がなかなか壇上に上がってこない。


多分恥ずかしいんだよね？


それなら、俺がなんとかしてあげる。


だって、姫の王子様になりたいから…。


俺は、壇上をゆっくり降り姫の元へ向かう。


「…あっちょっと、中島くん！どこに？」


司会者の人は、慌てているが気にしない。


姫の元へ向かう途中たくさんの人がいたが、みんなすんなりと、道を譲ってくれた。


あっ、姫発見！！


姫を守るナイトも…笑

「やまだくん？一緒に前にいこ？」


まるで、舞踏会でダンスに誘うかのごとく、片ひざをつき、手を差し出した。


『…！！！あ、ぁの…えっ、と…』


「大丈夫、俺が守ってあげるから」

さ迷っていた姫の目が俺の目を見た。

『ほ、ほんとに…？？』

妄想世界の王子様10→←妄想世界の王子様8

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す