荒れた土地に咲く一輪の花 (ページ2)

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事情ページ2

私は関西で生まれ関西で育った。

関西繋がりかは分からないが

関西で活躍してるYouTuberさんが

好きな事が多い。

ずば抜けてヒカルさんが何よりも大好き。

友達からは

「アンタ絶対恋できひんパターンの人やな」と

笑いながら言ってくるぐらい笑

会いに行きたいのは山々。

でもうちは中々の家柄のようで

特に父が厳しい。

ある日勇気を出して

ヒカルさんのイベントに行きたいんですと

言おうとしたその時。

父)あぁ、Aちょうど良かった。

お前に話したいことがある。

あぁ、やな感じ。

そうして父は話を続ける。

父)お前は由緒あるA家の娘だ。

私がお前の婚約者をお前が16歳になったら

お前と会わせ、正式に親戚に発表するつもりだ。

という事はだな。わかるな？

お前は私が選んだ男のみ交際・婚約を許す。

連絡も本当はあまりして欲しくないのだが。

だが私は父といえどそこまでお前を

束縛する権限はない。人間は自由だ。

そんなの言われた後に言える訳が無かった。

優しいのか厳しいのかよくわらない父だが

うちは全国に支店を持つ不動産会社を経営している

そして祖先の方達もそれなりの方達らしい。

Aの名に泥を塗る事は出来ない。

従うしかない。

でもお父さん安心して☆

私が恋してるのは手の届かない

雲の上にいる様な方が好きなんです

会わなくてもいいと言えば嘘ですが、

諦めようと思えば...と言うか

手が届かないお方なので

男性関係はご安心ください☆

と思っていた私は馬鹿だった。

何故あの場面で私は私の好きな人を自分で

選びます！！！！って言えなかったんだろう。

本当にあの時の私を殴ってやりたい。

それにしても好きだなー。ヒカルさん。

いつか会える日が来るのかな。