眠り姫と。【Fukase・Nakajin】

久々の会話。【Nakajin side】 ページ30

「彩織ちゃん…ほんとに行くの？カラオケ…」



「行くって言ってるでしょ！
もう〜せっかく計画練ってあげたんだから楽しんでよね！」



彩織ちゃんに無理やり連れられて、今A達を待っている。


正直言って、気まずい。



でもせっかくのチャンスだと思う。




チャンスを見逃すなんて、できない。





「遅れてごめんね〜!」




来た！と彩織ちゃんは手を振っていた。




「じゃあ行こ!!駅前に安いとこあるよね!」




「あそこ機種なんだっけー。」




「JOYS〇UNDとかそういうやつ？」




深瀬達で会話成り立ってるけど、俺はただ歩いてるだけ。






「私慧と真一が歌うゆず聴きたいなぁ…。」




一瞬深瀬が驚いた顔をした。




いや、俺も吃驚してる。









Aって、俺のこと名前呼びしてたっけ。









期待させるようなことしないでよ。

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