眠り姫と。【Fukase・Nakajin】

放課後は。【You side】 ページ29

いつものように授業を寝て過ごすと、あっという間に放課後になっていた。


「また二人で寝てたね(笑)部活行ってくるわ〜」



「ほんとリア充(笑)爆発しとけ(笑)」




「行ってら〜って、爆発は無いわ〜!!(笑)」




周りの席の人達に茶化されつつも、私は寝ている慧を横目にスマホを取り出した。



彩織))深瀬に言った？？私達はもう昇降口に居るからね〜

これから(笑)起こしたらすぐ行く！((A

彩織))もう〜(笑)早めにね！




彩織達、もう待ってるんだ。


慧起こさないと…。



「慧〜？お、起きて〜！

これから彩織達と遊びに行くから…」



「ん〜…どこ行くの…？」



「カラオケだって〜。ほら、ゆずの曲歌おうよ〜。」


「Aが行くから俺もついて行ってやるよ。」


「…素直に言ってよ(笑)」



行こう、と慧はスクバを持って私の手を握った。



なんか、慧って手繋ぐの好きみたい(笑)





真一と慧に仲良くなってもらえたらいいなぁ。

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