Story 131 WOOZI side ページ26
目の前でも懸命に口を動かすAが、マンネたちより可愛く思える
ミンギュとミンハオがいい雰囲気のカフェを見つけたとリビングで騒いでいたのは一昨日のことだ
特に気にもとめていなかったけど、生憎ミンギュと相部屋の俺にネチネチとしつこく一度は行ったほうがいい、損するよ本当に。
そう言われて渋々お店を検索して、出てきた画像にまぁ確かに雰囲気は良さげだなと言ってやれば、そうだろ、本当に行ってみて。とまたミンハオとの感想を語られる
止まらない口はもう何年も一緒にいれば慣れてしまって簡単に流れていく
…まぁ確かに美味しそう
雰囲気もいい
Aはこの雰囲気が似合いそう
このパンケーキはAの好みだ
ココアも置いてある
WZ「久しぶりに会うか」
MG「?ヒョン、だれとあうの」
Aのグッバイステージで1度顔を合わせたきりだったから
美味しいものを食べさせてやろう
そう思って連れてきたら…
通常運転のAは店の雰囲気に緊張したのか、自分の好きそうなものより「当店オススメ」と赤文字で書かれたそれを指さした。
他のメニューも捲ることなく、1ページ目のそれを選ぶから何こいつと思って代わりに好きそうなのを頼んだ
Aのパンケーキを食べれば、頬をふくらませてあからさまに不機嫌になるし
俺のパンケーキを譲ればへの字に曲がった口がゆっくりと持ち上がって重力に逆らっていく
初対面の時から何となく波長があったから仲良くしているだけ
きっとAはそう思ってるんだろう、俺も実際そうだ
ただ、会って話して同じ空気を吸ってそれを繰り返してお互いの距離が心地いいから
一緒に居たいって思えるんだ
Aがどう思って一緒におるかは知らないけど、嫌いなもの嫌いだと言う奴なのは分かってるから
…本当にめんどくさい奴だな
そう考えながら目の前で顔色を伺いながら美味しそうに食べるAに少しコイツとムカついたから、パンケーキはAもち
機嫌を損ねてもアイスで治るから扱いやすくて面白い
変なことを考えてそうな背中を見送って帰れば、でかい犬が家で待ち構えていた
MG「誰とカフェに行ったんですか!!?」
WZ「友達と」
MG「え…ヒョンに友達?」
―――
MG「やーA、またウジとご飯か」
『…』
MG「今日は俺とラーメンの約束だったな」
『…作業があるから』
MG「ヤー!!お前の面倒見てる俺を少しはいたわってくれ」
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弟丸。(プロフ) - 更新再開とても嬉しいですまた最初から一気読みしてきましたかなたさんのペースで更新していただけると幸いです主人公くんと他グルメンバーとの絡みが大好きです (2020年11月28日 22時) (レス) id: 6fd7fc297b (このIDを非表示/違反報告)
あす - とても素敵な作品です。MJさんとまた絡むかな?なんて期待もしながら読んでました。夢主さんが考えてることは、とても深くて興味深いです。自分に置き換えて読むと言うより、夢主さんをアイドルとして見ていて、気がついたら普通に推してます。ゆっくり長々すみません。 (2019年6月10日 23時) (レス) id: d45d13a6de (このIDを非表示/違反報告)
酢(プロフ) - この作品が大大大好きです!!更新楽しみにしています(*^^*) (2019年5月12日 12時) (レス) id: 55af053cbd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かなた | 作成日時:2018年12月27日 23時