Story 122 ページ16
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どうしてこうなたっのか
考えれば考えるほどよく分からない
ただトイレに行っただけ
ついでにココアを買っていこうと自販機に向かっただけ
たったそれだけなのに
なんでだろう
｢…俺、君のことしってる｣
急に目が合った長身のモデルみたいな人に声をかけられて…
だからなんだって無視したんだ
僕には関係の無いことだし
僕のことを知ってるからって僕と友達な訳でもないし
僕は知らないから赤の他人であると認定した
それなのに何を思ったか
長身モデルは僕の手を掴んでひたすらに長い廊下を歩いている
『…』
どうしたらいいのかも分からない
あぁ最近賞をもらったりホソクさんとダンスさせてもらってるから
調子に乗るなよって締められるんだ
お前みたいなやつがアイドル名乗ってるんじゃないぞって
それしか考えられない
まぁイケメンに殺されるならまど花があるように見えるよね
良かったのかもしれない
そうやって自分の死に腹をくくると
｢入って｣と目の前の扉を開いてみせた
中に目をやるとそこは僕の楽屋と瓜二つで
ただ違うのはスタッフの顔やよく分からない人達
たくさんの目が僕をにらみつけている
あぁ、集団で締められるのか
逃げられるかな、とか安易な考えをしていたけど
あまりそうもいかないようだった
諦めて身を投げよう。
その扉の中に入るとますます睨みつけてくる瞳の数が増える
なんだ、見るなよ
床を見つめてのそのそと歩くのが僕の精一杯の抵抗だった
｢あ！！Aだ！！｣
｢マクヒョン！いつの間にそんな仲に！｣
｢うわぁ〜ジェクヒョンよりちっちゃい、キヨウォ｣
｢コソッと俺をディスるなよ！！｣
『…』
何だこの空気は
いつ殺されるのかと構えているのに
一向にそんな気配はないみたいで
未だに右手を掴んでいる長身モデルは、じっと僕を見下ろしてる
どうせチビだよ
そのまま見下ろし続けて首を痛めてしまえ
｢こっち｣
ボソリと呟いて手を引かれる
そのままボケ〜とついていけば
椅子に座らされた
｢これ好き？…これは？｣
『？？？』
｢これ食べな、美味しいよ｣
そう言って、急に目の前で小さなドーナツを袋から取り出すと僕の口に運ぼうとする
ここでいらないと言えば
きっと酷い目に会うのだろう
大人しく口を開けると食べやすいようにだろうか
小さくそれをちぎって口の中に放り込まれた
甘くて美味しい
｢美味しいでしょ？｣
『…
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弟丸。(プロフ) - 更新再開とても嬉しいですまた最初から一気読みしてきましたかなたさんのペースで更新していただけると幸いです主人公くんと他グルメンバーとの絡みが大好きです (2020年11月28日 22時) (
レス) id: 6fd7fc297b (このIDを非表示/違反報告)
あす - とても素敵な作品です。MJさんとまた絡むかな？なんて期待もしながら読んでました。夢主さんが考えてることは、とても深くて興味深いです。自分に置き換えて読むと言うより、夢主さんをアイドルとして見ていて、気がついたら普通に推してます。ゆっくり長々すみません。 (2019年6月10日 23時) (レス) id: d45d13a6de (このIDを非表示/違反報告)
酢(プロフ) - この作品が大大大好きです！！更新楽しみにしています(*^^*) (2019年5月12日 12時) (レス) id: 55af053cbd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かなた | 作成日時：2018年12月27日 23時
