Story 88 ページ28
DT｢A〜ヤーン！やっと来たわね｣
『…』
DT｢そんな所も素敵よ！｣
マネヒョンと話して翌日から体力作りすることにした
んだけど…
僕の苦手なダンスの先生が講師に申し出たみたいで
察してくれるでしょ？
DT｢それじゃあ早速ストレッチからやっていきましょうか｣
『…ね』
スタジオに爆音が流れ始めると
ゆっくりと体を動かしていく
筋肉がのびる感覚
縮む感覚
2ヶ月も使ってないからかな
体がギシギシと古い廊下を歩いてるみたい
DT｢…どれだけ体使ってないんだっけ｣
『2ヶ月』
DT｢そんなにだったのね、まぁ。それにしてはまだ関節は柔らかいみたいね｣
この上からものを言う時とか
鋭い瞳で僕を睨んでくるところとか
僕はすごい大嫌い
DT｢A、上脱ぎなさい｣
『…むり』
DT｢照れないの！ほら、脱いで｣
ゆっくりと迫ってくる講師に手を出したくなる
けど、これ以上の問題はゴメンだ
…でも嫌なものは嫌だ
『…嫌だって言ってるだろ』
DT｢ほんと、ゾクゾクするじゃない｣
練習生のころ
こいつが講師だったことが少しだけある
僕はこいつが嫌いで
自主練に励んだんだ
『…はぁ』
DT｢お利口さんね｣
上着を脱いでタンクトップだけになる
少し残念そうな顔をするのを見て
また嫌いになった
DT｢それじゃあ筋トレ、ダンスレッスンの順でやってくわね｣
『…ね』
普通に進んでいくレッスンに
ほんのりと違和感を覚える
DT｢練習生の時と筋肉量が変わらないんじゃない？｣
『…』
ずっと前のことだ
覚えてることにびっくりした
DT｢Aはいつ見ても、幼い顔よね｣
そういったそいつが目を細めて僕を見ている
気持ち悪い
見られることは好きじゃない
DT｢A、私ねあなたの顔とか体型とかすごく好みよ｣
突然の暴露に一瞬戸惑うけど
Bgmで聞こえないふりをしてただひたすらに
筋トレに集中する
DT｢世にゆうショタコン…ってやつなのよね。あなたの年でここまで惹かれるなんて｣
そんな声を聞かないようにするけど
結局聞こえてきてしまう
DT｢あなたのその体型をキープしたまま、前みたいに戻すのが私の役目よ｣
DT｢覚悟しなさいね｣
なにが言いたいのか
何を言ってるのか
よく分からなかったけど
僕に悪意はないみたいだ
だからといって好きにはならないし嫌いのままだ
でも、大嫌いはでないのかもしれない
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からすみ(プロフ) - 久しぶりの更新嬉しいです！！この作品が本当に好きで、何度も読み返しています。これからも楽しみにしています！応援しています！ (2018年12月15日 0時) (
レス) id: 224d9dadf0 (このIDを非表示/違反報告)
かなた(プロフ) - Haylee :Dさん» そう言って下さると励みになります!!亀さん更新になりますができるだけ書くつもりなので、楽しみにしておいて下さるとあり難いです!!! (2018年6月5日 21時) (レス) id: 98d994049d (このIDを非表示/違反報告)
Haylee :D(プロフ) - はじめまして。とても面白くて一気に読んでしまいました！これからも更新楽しみにしています。頑張ってください！次の展開が気になって気になって仕方がないです。 (2018年6月5日 9時) (レス) id: 0356daf5fa (このIDを非表示/違反報告)
かなた(プロフ) - 白さん» ありがとうございます！遅くなりました！ (2018年6月4日 23時) (レス) id: dd58b3a5d5 (このIDを非表示/違反報告)
かなた(プロフ) - ゆずさん» 遅くなり申し訳ございませんでした！！ (2018年6月4日 23時) (レス) id: dd58b3a5d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かなた | 作成日時：2017年9月23日 12時
