Story 80 Vside ページ20
事務所に会議にやって来て皆でテレビの前を陣取った
そのテレビの中では
「あのような私情を持ち出して本当に申し訳ありません」
「あの写真がどこから出てきたのか正確なことは分かっていませんが、あのような過去があったことは事実です」
「ですが、写真の中の僕も今ここにいる僕も同一人物」
「全くの別人ではなく、ひとりの人間にあるもう一つの顔として考えていただければ幸いです」
「今回の件につきましては、僕の家族や両親、事務所のスタッフの皆さんは全くの無関係です」
「本当に、心配をおかけして申し訳ありませんでした」
初めて知った
Aの過去
写真の事はなんとなく知ってはいたけど
そんなに詳しいことは分からなかった
SG「...周りを守ってばっかだな」
そう言ったシュガヒョンに煽られるように、ヒョン達がそれぞれに口にしだした。
RM「自分の価値を下げて周りを何とかしようとしてるんですかね」
JN「それにしても、話が出来過ぎじゃないかな」
JH「どういうことですか?」
JN「あまりにも準備が良すぎると思うんだけど、記者会見を開くにしても報道があった翌日だし」
ジニヒョンの言葉は確かにそうだった
でも、それより俺が思ったのは
TH「これ、本当のAじゃないみたい」
JM「テヒョナ?」
お人形のようにあらかじめ用意されたモノみたい
この記者会見を開くためだけに用意された喋る人形
俺の好きなAじゃない
「本当に申し訳ありませんでした」
SG「こいつ、何考えてんだ」
RM「変な感じがするな」
頭をさげて謝ったAの瞳はスンとしている
少し気持ち悪い
光がない瞳なんて死んでるじゃん
JK「あ...」
TH「...?」
グギの声に今まで話していたメンバーが、スタッフが全員
テレビに見入った
JH「あれ...顔が違う気がする」
TH「俺も思いました、ヒョン」
ホソギヒョンの言葉に同意してすぐだった
「僕がどんな目に合っていようが、その過去を知る権利はあなた達にはないでしょ」
生き生きとした目でカメラを睨み付けてそう言い放つ
先ほどまで騒がしかった声が静まり返る
「どんな過去があろうが、僕は僕で他の何物でもないし何者にもなれない」
ああ、A
「あなた方はそれを知ってどうしたいの...僕がこの不幸だと言われる過去でどれだけの同情という視聴率を集められるか。それしか頭にないでしょ」
まったく、呆れちゃうよ
かっこよすぎるよ
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からすみ(プロフ) - 久しぶりの更新嬉しいです！！この作品が本当に好きで、何度も読み返しています。これからも楽しみにしています！応援しています！ (2018年12月15日 0時) (
レス) id: 224d9dadf0 (このIDを非表示/違反報告)
かなた(プロフ) - Haylee :Dさん» そう言って下さると励みになります!!亀さん更新になりますができるだけ書くつもりなので、楽しみにしておいて下さるとあり難いです!!! (2018年6月5日 21時) (レス) id: 98d994049d (このIDを非表示/違反報告)
Haylee :D(プロフ) - はじめまして。とても面白くて一気に読んでしまいました！これからも更新楽しみにしています。頑張ってください！次の展開が気になって気になって仕方がないです。 (2018年6月5日 9時) (レス) id: 0356daf5fa (このIDを非表示/違反報告)
かなた(プロフ) - 白さん» ありがとうございます！遅くなりました！ (2018年6月4日 23時) (レス) id: dd58b3a5d5 (このIDを非表示/違反報告)
かなた(プロフ) - ゆずさん» 遅くなり申し訳ございませんでした！！ (2018年6月4日 23時) (レス) id: dd58b3a5d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かなた | 作成日時：2017年9月23日 12時
