Story 93 ページ33
『遅れました』
DT｢1時間は、遅れたじゃなくて忘れましたでしょ？｣
『…ﾁｯ』
小さく舌打ちすれば｢そういう所もすきよ｣なんて帰ってくるから胸糞が悪い
DT｢…ストレッチ順調じゃない｣
僕のストレッチを見ながらさっきから、うわうわと声を出す講師に少し嫌気がさしてくる
『うるさいな』
DT｢ちょっと、Aの体どうなってんのよ｣
しばらく練習も何もしてないし、1日しかストレッチしてないのにどうしたらすぐに…
なんて言い続ける彼女に興味はない
ただストレッチをして、大嫌いな筋トレをする
その後はダンスの指導が入って爆音の中を踊る
DT｢…はぁ、信じられない｣
『さっきからうるさいんだけど』
DT｢そんな風にされても、すきよ！食べちゃいたいほどね｣
でも年齢がな〜なんてまた呟く彼女はとてもじゃないけど理解できない
急に呼ばれて出ていった講師
流れ続ける爆音
体は自然に動き出す
それもそのはずで、誰にも指示されずに自由に踊れる時間
踊らないわけにはいかないだろう
流れていた曲を止めて、自分の作った曲を流す
頭の中で出来上がっているこの歌の世界観
これは孤独な魚の歌
小さな頃に自分は周りよりもすごいと意地を張ったばかりに、信頼を失ってしまう
悲しいけれど
自分で自分の道を見つけて、新しい自分と出会って成長する
そんな絵本をもとに書いた歌
しょせん絵本の出来事を歌にしたものだ
でも、誰もが共感出来る内容で
きっと理解してくれると思う
だからこの歌は、この歌だけは自分の踊りで表現したいんだ
がむしゃらに何回も何回も踊り続けた
疲れて体が倒れ込むと勝手に音楽が止む
タイミングよすぎ
｢うわぁーー！！モシッタ！！｣
ぱちぱちと音がして騒ぐ声が聞こえる
ゆっくりと頭をそちらに向ければ、エクボを作ってうやうわと言っている人がいて
なんでみんなうわうわ言うんだろう
次の歌はうわうわ言う人について書こうか
｢テバギダ！A！やーやっぱりすごいね、ん？｣
そう言って
何故か横に倒れ込むこの人はBTSソンベニムのJ-HOPEさん
ダンスは上手いし愛嬌はある
なのに馬面(失礼)の人
この人ときっちり絡んだことがないし
話したこともほとんどないから、返し方がわからずにただ呆然と顔を眺めてしまう
ぱっちりした二重が綺麗だなー
思ったことはそれぐらい
JH｢一緒に踊らない？｣
え？
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からすみ(プロフ) - 久しぶりの更新嬉しいです！！この作品が本当に好きで、何度も読み返しています。これからも楽しみにしています！応援しています！ (2018年12月15日 0時) (
レス) id: 224d9dadf0 (このIDを非表示/違反報告)
かなた(プロフ) - Haylee :Dさん» そう言って下さると励みになります!!亀さん更新になりますができるだけ書くつもりなので、楽しみにしておいて下さるとあり難いです!!! (2018年6月5日 21時) (レス) id: 98d994049d (このIDを非表示/違反報告)
Haylee :D(プロフ) - はじめまして。とても面白くて一気に読んでしまいました！これからも更新楽しみにしています。頑張ってください！次の展開が気になって気になって仕方がないです。 (2018年6月5日 9時) (レス) id: 0356daf5fa (このIDを非表示/違反報告)
かなた(プロフ) - 白さん» ありがとうございます！遅くなりました！ (2018年6月4日 23時) (レス) id: dd58b3a5d5 (このIDを非表示/違反報告)
かなた(プロフ) - ゆずさん» 遅くなり申し訳ございませんでした！！ (2018年6月4日 23時) (レス) id: dd58b3a5d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かなた | 作成日時：2017年9月23日 12時
