Story 66 ページ48
マネヒョンにデフィが携帯を忘れたことを伝えれば、自分で渡しに行けと言われてしまった
送り迎えをして欲しかったのに寝起きだから無理だと言われて仕方なく、交通機関を調べる
携帯で地図を開いて最寄りの駅はどこか調べて、朝も早かったから人通りが少ないだろうと歩くことにした
マネヒョンに聞いた今日のデフィの仕事場は思ったより近いらしくて安堵する。
けど...困った
『どれに乗れば...』
電車が朝から何本も走っていて、めちゃくちゃ組み込んだホームにただ茫然とするしかない
行きたい場所までの切符は買ったものの、その乗り場がどこにあるのか地図をみてもわからない
...最悪だ
「ちょっと、もしかして迷ってます?」
『...あぁ、はい』
「どこに行きたいの」
『えっと...ここ、です』
切符を差し出して、行きたい駅を伝えると案内してくれると言うおばさんにあり難く思いながらついていくことにした。
「見たことある顔だね」
『そうですか?』
マスクをして来ればよかったと思いながら、かぶって来た黒いキャプを深くかぶりなおした
「私の知り合いに、あなたに似た人が居るんだけど今はTVで活躍しててね〜」
「その子は覚えてないかも知れないけど、お花畑で一緒に遊んだりしたのよ」
「でも、その子のお母さんが悪い男に捕まっちゃって...もぅ長らく会ってないんだけど、TVでその子を見るとちっとも変ってなくて安心するの」
『...そうですか』
「その子にあったら、もう一度だけでいいからお庭の花畑でお茶をしてお喋りをしたいわ」
案内してくれたおばさんは、やけにお喋りで僕にはどうでもいい世間話を必死に話して聞かせていた。
正直、だから何だって話
「ここで待ってたら電車くるから」
『ありがとうございます』
「はいよ〜元気でね...まぁ頑張りなよ、またね」
『さようなら』
またねと言ったおばさんに、さようならと返した
もう、会うことはないと思ったから
でも「さようなら」って言った時のおばさんの顔が何処かで見たような優しい笑顔をしていて、慌てて「また、会いましょう」と付け加えていた
何でこんなことを言ったのか分からないまま
電車に揺られていた
どこで見たんだろう
どこか、懐かしく思うあの笑顔に何か引っかかるような気がしながらただ流れる景色を見た
同棲file No.2 ��→←同棲file No.2 ��
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キリン(プロフ) - はじめまして！とても面白い作品で、ずっと読ませてもらってます！まさか私の好きなワナワンが出るとは…！嬉しかったです！！これからも更新頑張ってください！！ (2017年8月31日 1時) (
レス) id: f73061513c (このIDを非表示/違反報告)
ミオ(プロフ) - 本当に面白いです！これからもファイティン！ (2017年8月30日 18時) (レス) id: f13eb61b67 (このIDを非表示/違反報告)
テング(プロフ) - また年末の歌番組の企画とかでロゼを出してほしいです！ (2017年7月24日 22時) (レス) id: 0d10e0d5be (このIDを非表示/違反報告)
かなた(プロフ) - たるぎピンスさん» まじすか！？作っちゃっても大丈夫ですか！？不安しかないっすけど、そう言ってくれると調子のって作ってみようかな思ったり…！貴重な意見ありがとうございます！カムサハムニダ！ (2017年7月17日 21時) (レス) id: 6b7554c4f3 (このIDを非表示/違反報告)
たるぎピンス(プロフ) - この主人公でピョンテ作品…最高です← めっちゃ面白くて通知が来た時、テンション上がりながら読ませてもらってます！これからも頑張ってください♪ (2017年7月16日 22時) (レス) id: 4c7c015bdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かなた | 作成日時：2017年7月16日 9時
