アイドル失格 FileNo.2

Story 51　SFside ページ22

昨日は仕事でせっかくのメンバーとの食事会に行けなくて、落ち込んで家に帰った。

もう、日をまたいでしまったからおじいさん達は寝ているだろうと静かに玄関を開ければ、いつも散らかっている靴が見当たらない。


SF「噓でしょ...まだ飲んでんのかよ」


業界の人と飲むときは遅くなってもしょうがないけど、メンバー同士で飲むときは大体ご飯食べて一杯して家で二次会的な感じ。

それなのに、今日は帰ってきていない。


悪い予感しかしなかった。



「ただいま〜」

「ひゃ〜遅くなったな」


SF「おかえり」



遅かったね、と口を開こうとすると

「聞いてくれよマイブラザー」

なんていつにも増してうざい絡みをかましてくるヒョンにため息しか出ない。


BK「やばいんだって」

SF「何がですか」

BK「今日Aと飲んだんだけどさ...もぅ可愛くて可愛くて」


SF「...ん?Aって誰ですか」


XM「 BigHitのAだよ」


SF「えええええええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇ」


ヒョンたちは最近デビューして、世間を騒がしている新人アイドルに夢中らしい。

EXO の中でもかなり話題に出るし、実際ジョンインとダンスの話でAの話題を出したばかりだ。


そして俺はAが気になっていてしょうがなかった。


CBX が雑誌の撮影で一緒になったって言ってた時から羨ましいと思ってたのに...



SF「なんで呼ばなかったんですか!!!?飛んで行ったのに」

SH「仕事だっただろ」

SF「早く終わらせてたかも知れないじゃないですか!?」



ジュンミョニヒョンに食って掛かるけど、ヒョンは上の空だった。

え。

なに。

死んだの？

頭死んだの!?


SF「あの、大丈夫ですか〜」


声をかけてもどこかふわふわとした顔をしていてかなり酔っているとみた


CH「ヒョン、Aの事気に入ってずっとあんな感じ」

SF「え、じゃぁAの事考えててあんなことになってるんですか？」

CH「そうだね〜あんなことになってるよ」


XM「...シャワーあびてくる」

BK「一緒に入りましょ」


ヒョン達がホモホモしているのを聞きながら、俺はただAに合えなかったことへの悲しみに浸っていた。


CY「明日一緒になるんじゃない？」

KI「○○の収録で被りそうだしね」

CY「さすが俺のカイだな〜わかってる」


こっちでもホモホモしている会話を聞いて、ワクワクする自分がいた。



CH「紹介してあげるよ?」





.





SF「アナタについていきます」


ジョンデヒョンを崇拝しよう。

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