アイドル失格

log No.1 ページ33

えーと

20〇〇/〇月〇日

Aのlog



…今日はすごく疲れた

運動会してきたんだけど


何ていうか。

よくわかんないんだけど

複雑な気分です。


ウジヒョン…に会って、すごく嬉しくて

それで、それで…

褒めてくれました。
Aは凄いって、たくさん言ってくれました


で！えーと…



テヒョンさんたちと少しだけお話して

シュガさんともお話しました！

すごく、優しい人でいっぱい撫でられました。


髪の毛ぐしゃぐしゃになるから、やめて欲しかったんですけど

言えなかったです。


でも、悪い気はしなかったので…うん。




……まぁ、良かったです。







はぁ、何でこんなにモヤモヤするんだろう。

なんか、すごく肺がモヤモヤするんです。


最後の競技…最後の競技がリレーだったんですけど


1人で４週走らされました。

恨みます。

一生でないことをここに誓っておきます。


えーと

で、走った時に

声が聞こえたんです。


僕の名前を呼んで「ファイティン」って聞こえて

走っている間に何回か聞こえて、

足が、すごく軽くて

周りがあの、スローモーションみたいに見えてて


気がついたら走り終わってました。


で、シュガさん…に声かけられて

ペンの方を見た時に


おめでとう、お疲れ様、かっこよかったとか

聞こえて…


どれも、お世辞なのはわかってるんだけど

なんか、すごく…嬉しくて



気がついたら手を…振ってて




ほんとに、この気持ちが何なのか分からないし

今でも理解が出来てなくて

自分のことは自分がよく知ってるんだけど

1番知ってるんだけど…


この

この感情は…


はじめて…ではないけど

２回目?ぐらいで…



自分が…分からない。




はぁ…ちんちゃ(ほんと)

どうしちゃったんだろう


Twitterも「ありがとう」って更新しちゃって

多分、リスられてると思うんだけど


なんで上から目線なんだよみたいな。

何回も消そうとしたんだけど…

気にしてるって思われたら恥ずかしいし

男が廃るし…




僕はどうしたんだろう。

よく、分かんない。



あの時の

僕の名前を呼んだ人たちの声が

まだ、耳に残ってて

すぐに思い出すんだけど


思い出すと、もやもやって胸が温かくなる


…病気なのかもしれない。



誰かのために頑張る。って

すごい事なんだなって今日は学びました。


ハニさんにお礼言わないと!

教えてくれてありがとうございますって


また今度でもいいかな



はぁ、疲れた

log終わり

story32→←story31

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す