同棲fileNo.1 �� ページ36
『…』
僕の心臓はドクドクと脈打っている。
いつにも増して早い気がする。
僕の手にじんわりと汗がにじむ。
いつも出ないのに…おかしいな。
ひとり、L字のソファーの隅に腰掛けて膝を抱える僕は、傍から見たら寂しそうな人に見えるだろうな。
『…はぁ』
ありとあらゆる所に置かれたカメラ。
僕のこのため息も、すべて監視されている。
あー
なんでこんな事しなくちゃいけないんだよ…。
僕は静かに暮らしたいのに
真新しい家具で飾られた部屋を、グルグルと歩き回ったり
ソファに座ったりしている僕は
落ち着きがない。
「最初の同棲相手は…女性です」
『え』
「これ以上は言えません」
そう言われたのを思い出した。
相手は女性…
ハニさんみたいに気遣いの出る人だったらいいな。
と、心の中でそう思うが
結局のところ、ハニさんとしか絡んだことがないからだろう。
ウロウロしていた足を止めて、もう１度ソファの隅に座り込めば
タイミングよくインターホンが鳴った
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
せっかく座ったのに…
『よっこい…しょ』
体を起こして立ち上がり、玄関に向かった
除き穴からチラリと見てみると明るい髪色の女性が立っていた
…
…だれ。
僕は分からず、
ただ、鍵とドアを開けることしか出来なかった。
ドアの隙間からピョコりと顔を出したその人は、
なんともスラリとしていて
クールな顔立ちをしていた。
ヌナ？なのかな？
「
『
玄関でペコリとお互い名乗ると、小さな沈黙が流れて
どうしたらいいのかわからず、取敢ずスリッパを出して上がってもらうことにした
どうしよう
僕の頭の中はそれしかない
TVも雑誌も見ない僕が
ヨジャドル、ナムジャドルを知っているわけがない。
どうすればいい。
僕はこの人を知らない
「わぁ〜！！ここがお部屋ですか！？」
綺麗なところです！
柔らかい笑みを浮かべてそう言った彼女は
へへへと笑い、テーブルの小さな薬瓶に飾られた花をツンツンと触りながら笑っていた
『…何か飲みますか』
「あ！飲みます！！私がやりましょうか？」
『あ、いや…大丈夫です』
「そうですか〜？ありがとうございます」
手が震えて飲み物を１回こぼしたのは
カメラにバッチリ撮られてた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 788人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SEVENTEEN」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ももアマ(プロフ) - かなたさん» 読ませて頂きました！ロゼちゃん出てる！！めっちゃ嬉しいですっ！！もっとロゼちゃんとイチャイチャさせて下さいw更新頑張ってくださいっ！ (2017年7月10日 19時) (
レス) id: c6966780e2 (このIDを非表示/違反報告)
よんじ(プロフ) - こんばんは！いつも更新楽しみにしてます！！！今までのK-POP系統の小説で一番好きです！！！リクエストでBIGBANGのCDかヨンベがいいです！！！セブチのウジも捨てがたいですが初めての大物との絡みをみてみたいです！！よろしくお願いします。更新頑張ってください！！ (2017年7月9日 22時) (レス) id: 9aeb6e8bdb (このIDを非表示/違反報告)
結慈(プロフ) - こんばんは！出来たらでいいのですが、セブチのホシくんか、EXOのチャニョルお願いします(*´ω｀*)←統一性がない(笑) (2017年7月9日 20時) (レス) id: 9666c43da2 (このIDを非表示/違反報告)
はな - こんばんは！ぶるぴんのロゼちゃん希望しますw (2017年7月9日 20時) (レス) id: 77cec8cec1 (このIDを非表示/違反報告)
ももアマ(プロフ) - かなたさん» 何度もすいません、欲を言うと、BLACK PINKはロゼちゃんの方がいいですw (2017年7月9日 20時) (レス) id: c6966780e2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：かなた | 作成日時：2017年6月25日 8時
