日常譚＿＿弐 ページ46
カランコロン♪
しばらく歩いてそのお店に到着し、扉を開くと鈴の音が鳴り、たちまち美味しそうな匂いに包まれる。
太宰「やはりお昼時だし混んでいるようだね」
太宰さんの言う通り、店内はお客さんでいっぱいだ。
店員「申し訳ございません。現在、店内満席でして……相席でもよろしければ直ぐにご案内できるのですが……」
シックな制服を身にまとった綺麗な女性店員さんが僕達に相席という提案をもちかける。
太宰「あぁ、相席でも構いませんよ。美しい人……貴方がそう望むなら……」
店員さんに向かって微笑みながらそう伝える太宰さん……ツッコミを入れるのも疲れるので僕はそれを傍観するだけだった。
店員「では、ご案内致します」
指示に従い、僕達は店員さんの後を歩く。
………あれ、この人達
太宰「すみません、相席でもよろしいでしょうかって、ゲッ！！中也……最悪、うわ最悪」
そこには、ポートマフィアの人間が座っていた………芥川に、構成員の梶井基次郎さん、幹部の中原中也さんまで……。
中原「藪から棒になんだてめェ……それはこっちのセリフだ！！」
「何ですこのちっこい素敵帽子の人と……前髪切りすぎてる人と……白衣のサングラスおじさん……太宰さんの知り合いです？」
Aくんが完全にポートマフィアを敵に回すような発言をする。
僕の顔色は今大丈夫だろうか……恐らく今真っ青になっているだろう。
中原「誰がちっこいだてめェ！！」
芥川「僕の前髪はそちらの太宰さんに切って頂いたもの……それを侮辱するとは貴様、何奴だ」
梶井「なんて失礼な！僕の前髪は切りすぎてなどいなぁい！！」
中原「いや梶井……多分それはお前のことじゃないと思うぞ」
あぁ、お客さんが僕達に注目している……。
それはそうだ、立ったまま座っている客と喧嘩まがいなことをしているのだから。
中島「太宰さん、Aくん、お店も混んでるし、一先ず座りましょう……」
太宰「えぇ……仕方ないなぁ、中也ちょっと詰めて」
中原「あ……？って俺は相席を許可してないぞ！」
太宰「いいからいいから……そんな細かいこと気にしてたら大きくなれないぞ〜！」
中原「身長のことは余計なお世話だ！」
太宰さんは不満げな声を漏らしながら中原さんの隣に座り、中原さんを煽るような発言をしていやらしい笑みを浮かべていた。
対して中原さんは太宰さんが隣に座り、余計な発言をしてきたことでかなりイラついている様子だ。
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まつの(プロフ) - 無花果さん» コメントありがとうございます！ 素晴らしいと言って頂けてとても嬉しいです……！やる気アップしちゃいます😭🙏 男主私も大好きです！これからもよろしくお願いします✨ (2022年8月15日 23時) (
レス) id: 71bdd36fd8 (このIDを非表示/違反報告)
無花果(プロフ) - わわわわわわっどっどうゆうこと? なんか、その、素晴らしいです。 いや、自分、12歳私立女子中学１年生なんですけど、こういう男主系は好きです。 有り難いです。 (2022年8月15日 23時) (レス) id: 2c86921cab (このIDを非表示/違反報告)
まつの(プロフ) - あまの。さん» コメントありがとうございます！ 着眼点が凄い……！こだわっているポイントの1つなのでとっても嬉しいです✨ マイペースな更新頻度にはなりますがこれからも是非よろしくお願いします！ (2022年8月14日 19時) (レス) id: 71bdd36fd8 (このIDを非表示/違反報告)
あまの。(プロフ) - 初めまして！夢小説なのに主人公からの視点の話が今のところ一切無いというのが、何を考えているのか分からない主人公という演出感満載でとっても素敵です……！これからも更新楽しみにしてます！ (2022年8月14日 19時) (レス) @page5 id: 9e424abfc0 (このIDを非表示/違反報告)
まつの(プロフ) - はわわさん» コメントありがとうございます……！まだまだ謎多き主人公ですが、これからも是非楽しんでお読み頂ければと思います✨ (2022年8月13日 3時) (レス) @page19 id: 71bdd36fd8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まつの | 作成日時：2022年8月12日 18時
