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大雨の中、Aは1人道にいた。
その後ろ姿は、どこか寂しげで。
｢お邪魔します｣
郁弥｢シャワー浴びてきていいよ｣
｢郁弥くん、先に浴びなよ｣
郁弥｢僕は後でいいよ｣
｢でも、風邪ひくよ？｣
郁弥｢Aだって、すぐ風邪ひくじゃん。｣
｢それは高校の時の話でしょー！あ、2人で入っちゃう？｣
笑いながら、靴を脱ぐA。
郁弥｢…いいよ｣
｢…え？｣
Aは、驚いた顔で僕を見つめた。
郁弥｢っ、違くて、僕は後でいいってこと！早く入ってきなよばかA｣
｢ばかってなに！？はいはい、じゃあお言葉に甘えて｣
そういって、お風呂場に言ってしまった。
郁弥｢なにいってんの自分…｣
熱さを誤魔化すように、自分の前髪をくしゃりとした。
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作者名：やよい | 作成日時：2018年8月31日 17時
