ドヨンさんはアイドルらしい (ページ4)

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その後もドンヨンさんとお互いの話をしていく中で

会社員をしていること､

日本語は仕事がきっかけで勉強していること､

日本人の友達がいること､

などを教えてくれたが詳しく聞いてみても

サラッとかわされ､なかなか教えてくれない

しかしわざわざ深堀はしなかった。

何せ今日は初対面だし､人には聞かれたくないことの

一つや二つあるものだ。

その後も

日常の話､自分が好きな物の話､などをしていた。

話していて思ったが彼とは気が合うらしい。

好きな事や些細な幸せを感じる部分で

すごく共感出来ることが多かった。

すると

｢あっ！､もうこんな時間だ｣

｢すいません､これから仕事があるので帰ります。｣

｢このカフェ来るので､また会いましょう｣

そう言って帰って行った

それからは時間があればカフェに通っていたが､

なかなか会えずその間に韓国語の実力がすくすく伸びて

日常会話程度は問題なく喋れるようになり

大学でも友達が出来たりと何気に充実した毎日を送っていた。

やっとドンヨンさんに会えたのは最初に会ってから

3ヶ月程経った頃だった

その日も変わりなくカフェで韓国語を勉強していると､

｢Aさん？｣

と呼ばれた。