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ページ8

A
「まだやるの」



髪を切られたのにまた刀を構えて私の方に飛んでくる実弥




実弥「お館様に刃を向けたんだ、当然の事!!」



きぃん、と金属同士が激しくあたる音がする



お館様「2人とも、落ち着いて」



あいつが声をかける



実弥は直ぐに刀を鞘にしまった




私は刀を持ったまま、太ももの横に寄せた




お館様「お願いだ、A…

お願いなんだよ」



いつもみたいな微笑みじゃなく、真剣な顔をこっちに向ける



「……っだとしても」



お館様「……春に言われているんだ

“きっとAは頑固だから、鬼殺隊に入らないと思うんです。でもきっと強いから、何がなんでも入れて欲しい”って

君のお兄さんも願っているんだよ」



「…ほんと馬鹿な人だな」




何それ。見透かしたような気になって




兄さんの馬鹿



「はー……わかったよ、わかったただし条件だ

私はこの柱合会議には参加しない

音と夢を探すことも踏まえて、ここに入る

鬼舞辻無惨とか、上弦、下弦が消えたら私もここを出る



それでいいなら正式には入らないけど協力はしてやる」



お館様「そう言ってくれると思ってたよ
ありがとう」


と言うと、にちかが見覚えのある羽織を持ってきた



にちか「春様の羽織です
死んだら妹に渡してくれ、と頼まれておりました」



「……ありがとう」



全体的に黒だが、下にかけていくにつれてだんだんと紺色になっていく羽織だ

右の袖には3日月が黄色で描かれている


鬼殺隊の隊服も受け取って、深呼吸した


お館様「期間限定だけど…

鬼殺隊、龍柱(りゅうばしら)月瑠眼Aの誕生だ」




蜜璃「(きゃー!かっこいいわぁ、さっきまでとは目が違う!!)」


しのぶ「(…この人も、兄を失っている…
私と似てますね)」


天元「(龍柱、か…響き派手だな!!)」


杏寿郎「(お館様がここまで粘って入らせるとは…さぞ強いのだろう)」


無一郎「(なんだっけ、あの人の名前…
今聞いたばっかりなのに忘れちゃった)」


実弥「(納得いかねェ…何でこいつが鬼殺隊、しかも柱なんかに……)」


小芭内「(お館様もさっさと諦めればよかったのに…だからお館様は甘いんだ)」


義勇「(…Aが鬼殺隊か)」


行冥「南無…(これから一緒に戦うのか…南無…)」


炭治郎「(柱……かぁ
悲しみの匂いが強いのは変わらないが…

羽織を受け取った瞬間、なんとも言えないような懐かしむような、嬉しいような匂いがした)」

漆→←伍



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ピエロ(プロフ) - ひーちゃさん» ありがとうございます!!そう言っていただけて嬉しいです…! (2020年2月28日 11時) (レス) id: ac5457e183 (このIDを非表示/違反報告)
ひーちゃ(プロフ) - めーっちゃよき!! (2020年2月27日 23時) (レス) id: a3b4ed7c89 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ピエロ | 作成日時:2019年1月21日 21時

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