【鬼滅の刃】鬼殺隊が大嫌いな舞姫

おめでとう ページ37

しのぶ

カキツバタ、エーデルワイス、ムーンダストと呼ばれる花が置いてあった。


……どれもこれも、姉さんが大好きだったお花だ。





しのぶ「どうして、この花を？」




姉が好きだったことなんて知らないはずなのに。




どうしてか。悩んでいると、思いついた。




しのぶ「花言葉」




花言葉、そうだ。




確か




カナエ『カキツバタはね、「幸せは必ず来る」エーデルワイスはね、「大切な思い出」「勇気」。それで最後のムーンダストは「永遠の幸福」って意味があるのよ

お花一つ一つにちゃーんと意味があるの。

しのぶも誰か好きな男の人ができたら贈ってみたらいいんじゃない？』






いつかの姉さんに言われた言葉だった。




その3種類の花が大好きだと、そう言っていた。





しのぶ「……Aさんは本当に。」





年下なのに姉とすることが似ている、




しのぶ「姉さん」




夢で言ってくれた言葉はおめでとうかなあ。




あの時急に眠たくなったのもきっと、私にそれを言うためでしょう？





少しだけ、目から涙が溢れた。




少しだけ、弱音を吐いてみようか。





その日はカナヲとアオイ達がご飯を沢山作ってくれて、すごく幸せな一日。




寝る時静かに、姉さんのおめでとうという言葉が聞こえた気がした





…………


しのぶどうしたかなあ。




元気で何よりよ。これからもたくさん生きてね。




…………
A

「げ」



一通の文を黒が持ってきた。

なんだと思ったらしのぶから。




大量の毒薬と、花。


いや似合わなさすぎだろ。




文を見ると、



「この前見た寝顔は忘れてください。その毒で苦しく死ねるはずです。

花束をどうもありがとうございます。」




「ひっ」


こええよしのぶ。



花を見ると、



「クリスマスローズ？と、イヌサフラン？」




ついに、弱音を吐いたか。





「よし黒、行こう」




黒「？どこにだ」




「しのぶの所に」




──そのあとしのぶに毒を持って追いかけ回されたことは言うまでもない。



＿＿＿＿＿しのぶ、HappyBirthday！



--------ｷﾘﾄﾘ線--------
クリスマスローズ 私の不安をやわらげて
イヌサフラン 私の最良な日々は過ぎ去った


なんかグダグダ感すいません……

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