【鬼滅の刃】鬼殺隊が大嫌いな舞姫 (ページ30)

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廿肆ページ30

A

アオイ「あの」

「はい」

アオイ「……私だから許しますけど！しのぶ様でしたら絶対に許してませんよ」

「ごめんね、アオイ」

あのあと嘴平に理不尽にキレられて、ただ今アオイにくっそ怒られてます。

アオイ「あんなに元気でも病み上がりなんですよ？分かってますか？病み上がりなのにあんなに吹っ飛ばすって馬鹿なんですか？」

腰に手を当ててぷんぷん怒るアオイ。

……きっと、病弱な姉が生きていれば(・・・・・・・・・・・)こんな感じだったんだろうなあ

「…………」

何故か。

鬼殺隊に入ってから家族のことばかり考えている。

意味分かんない

アオイ「聞いてますか！？」

そろそろアオイが本格的に起こりそうだったから謝り倒して許してもらった。

三人はすぐに帰っていたらしい。

我妻は外で叫び散らして、その挙句アオイに引っぱたかれてたらしい。

私は嘴平と手合わせしてたから知らなかったけど。

短時刻でそんな事が。

自室に戻るためにそんなことを考えながら歩いていると、家族のことを考える要因の一つが来た。

杏寿郎「よもや！A少女ではないか！久しいな！」

目の前から暑苦しいほどの煉獄さん。

「……ども、」

ぺこりとお辞儀をしてその場を離れようとしたのに

杏寿郎「少し話していかないか！」

めんどくさいなあ。

少し目を使うと

“従うお館様命令”
“俺も関わりたい、彼女のことを知りたい”

二つのことが表示された。なんなんだ。

「……なら、少し聞きたいことがある」

杏寿郎「うむ！いいぞ！」

「……なんであんたと竈門を見てると私は

こんなにも兄さんのことを思い出すんだ？」