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廿参 ページ29

A

伊之助「ふはははは!どうだ俺は!凄いだろう俺は!」




うーん、完全に舐めきっていた。




関節を外して、また戻す。

私と同じだけど、こいつの方が手馴れているらしい。外す速さと戻す速さが桁違いだ。




「すごい、かもね

ってことは私も本気出していんだろ?」




伊之助「あったりめえだ!俺は勝つからな!」




木刀を構えたところで、次は私が飛び掛る。




一直線に嘴平の方に飛んでいく。




最近は上にしか飛んでないから横に飛ぶ感覚はかなり懐かしく思わせる。




嘴平にたどり着く少し手前で頭を後ろに下げて、足が前に出るようにする。



空気抵抗は半端じゃないほどかかるけど、体の部分で一番重いのは頭だ。

その頭を無理やり後ろにして重心を変えている。




速さは全く緩めず、足を嘴平の胴体に向けて思いっきり蹴る。




伊之助「!?かハッっ!」




ありゃ、強く蹴りすぎたか。




まあいい。




そのままぐっと力を込めてぶっ飛ばす。




嘴平の体はあっけなく壁に叩きつけられた。




手を床に着けて、後ろに回転しながら嘴平の様子を見る。




壁は……めり込んでないな、よかった。




「もう終わり?」




わざと挑発するようにそう言うと、




伊之助「ふざけんな…まだ木刀は折れてねぇよ!!」




また飛びかかってきた。




だけど次は




「ふぅん、両手か」




両手を後ろに下げて、切りかかってくる準備をしている




ここら辺で終わらすか




床に手をついて、嘴平の木刀が両方降り掛かってきた瞬間、左手の方の木刀を思いっきりかかと落としした。




私は足の筋肉が尋常じゃないから案の定、すぐ折れる。

それに、下に向かおうとしている嘴平の木刀と上に向かおうとする私の足。折れるなんて当然だ。



かかと落としした足を地につけて、勢いのまま左足を蹴りあげて、右手の木刀に命中させる。




また、折れた。




伊之助「ぐっ!!(なんだこいつ、どっかで見たことあるような戦い方だ…!!



そうだ!龍みてぇな戦い方だ!!!!)」




炭治郎「(あんなの、勝てないぞ…!

尻尾でも頭でも、どこを使っても戦える…蛇のような……いいや違う、あんなに太々しく戦うのは……


龍、だ)」




善逸「(いや怖ぇ……。あんな一瞬で頭使えるとか……

しかも、力強い戦い方だ。Aさんってくねくねしたような不規則な動きするし!龍じゃん!あんなの!)」

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ピエロ(プロフ) - ひーちゃさん» ありがとうございます!!そう言っていただけて嬉しいです…! (2020年2月28日 11時) (レス) id: ac5457e183 (このIDを非表示/違反報告)
ひーちゃ(プロフ) - めーっちゃよき!! (2020年2月27日 23時) (レス) id: a3b4ed7c89 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ピエロ | 作成日時:2019年1月21日 21時

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