廿壱 ページ27
A
それから何日か経って、あの馬鹿どもの機能回復訓練に参加することになった
アオイが淡々と説明していくのを私はただ眺めるだけ
最近、兄さんの顔が鮮明に浮かぶ
それもこれも、竈門を見ていると、だ
……どこか兄さんと雰囲気が似てるのか
「いやいや、考えすぎだ…」
自分で思いを振り払った
アオイ「そして、あそこでAさんと組手をして頂きます」
アオイに名前を呼ばれてそちらの方を向く
竈門は何故かにっこりとしていて、我妻善逸とやらは怯えた目でこちらを見る。なんでだ。お前には何もしてないぞ。
猪頭は……顔が見えない
アオイ「Aさんの場合は絶対に勝てないと思うので、息抜きまたは最後の最後でお願いします」
それでは、と言うと猪頭が真っ先にこっちに来た
おい今のアオイの言うこと聞いてたか??おい??
伊之助「俺と戦え!耳飾り!」
どーん、と仁王立ちで言うそいつ
目を使うと、嘴平伊之助と表示。
「はし、びら?」
伊之助「んなっ!!てめえなんで俺の名前知ってやがんだ!」
「いや、私の場合目が特殊だから」
伊之助「とくしゅ?なんだそれ!強えのか!」
「いや別に特殊って言うこと自体が強いわけじゃないけど」
伊之助「じゃあなんなんだ!」
こいつ……めんどくさいぞ……
「うん、まあ、強いね。うん。」
炭治郎「(Aさんが会話することを諦めている……!!!)」
伊之助「じゃあ俺と戦え!」
ふふん、と勝ち誇る嘴平。
そこら辺にあった木刀をふたつ持って、片方あいつに投げた
伊之助「これで戦うのか?随分弱気だな!俺様の前だからか!!」
「やってみろよ、じゃあ」
伊之助「ったりめえだ!(なんだ、こいつ…俺様の肌がばちばちすんぜ……)」
「あー、呼吸は無し、どっちかの木刀が折れたら終わり、な」
125人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ピエロ(プロフ) - ひーちゃさん» ありがとうございます!!そう言っていただけて嬉しいです…! (2020年2月28日 11時) (レス) id: ac5457e183 (このIDを非表示/違反報告)
ひーちゃ(プロフ) - めーっちゃよき!! (2020年2月27日 23時) (レス) id: a3b4ed7c89 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ピエロ | 作成日時:2019年1月21日 21時