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まとまりとは ページ25

A

竈門があまりにもくらいような顔で味噌汁を混ぜるから、小突いてやった




「飯が不味くなんだろ」




馬鹿、と言い残して大根を切る




まな板の上でごとん、と重たい音を立てて倒れていく




私だって誰かの誕生日を祝うのは久々だ




兄さんも母さんも、ましてや音と夢にもまだ会っていないから祝えない




義勇も祝われることは久々だろう




蔦子……だったっけ。そういうような名前の姉も、唯一無二の友達の錆兎も、もういない




それに弟弟子にさえ誕生日を告げない馬鹿。




血を履くような鍛錬の中で柱に登り詰めて。祝われる隙なんてなかったろう




「きっと義勇も祝われるのは久々だ

いっぱい祝おう」




竈門がはっ、と息を飲んだ気がした





炭治郎「うん、そうだ、そうだよな…

よし!!」




ぶつぶつと呟いてから明るい声がした





そうそう、そうでなくちゃ料理は美味しくならない




私も少し緩んだ顔で大根を切った




____

実弥「おい、冨岡の野郎はどこだィ?」




「誕生日まで乱闘騒ぎとかやめて」




実弥「ちょっといたぶるだけだァ……」




「いやちょっとじゃないだろそれ」




しのぶ「あら、大変ですね」



「そう思うなら手伝ってくれよ…」




無一郎「なんだっけ、あの料理の名前」




「鮭大根」




小芭内「おいなぜ俺が冨岡の誕生日を祝ってやらないといけない。大体俺は」




蜜璃「きゃあ!冨岡さん今日が誕生日なのね!みんなで祝ってあげましょう!ね?伊黒さん!」




小芭内「そうだな」(即答)




天元「俺が1番派手に祝ってやる!」




「やめろよ、派手さ求めてねえんだよ……」




杏寿郎「よもやよもや!美味そうな料理だ!だがさつまいもがないぞ!」




「お前の好物が義勇の誕生日にあってたまるか」




行冥「冨岡の誕生日の日にちが今日とは…南無……」




「お、おう」




柱のヤツらに集まってもらったはいいもののまとまりが無さすぎてなんだこれ




ちなみに作戦としては




義勇がこの部屋の戸を開ける→柱みんなでお出迎え→進むと竈門兄妹がぎゅーでお出迎え→さらに進むとしのぶと我妻と嘴平が贈り物渡す




らしい


上手くいかねえなこれ絶対

おめでとう→←連行



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ピエロ(プロフ) - ひーちゃさん» ありがとうございます!!そう言っていただけて嬉しいです…! (2020年2月28日 11時) (レス) id: ac5457e183 (このIDを非表示/違反報告)
ひーちゃ(プロフ) - めーっちゃよき!! (2020年2月27日 23時) (レス) id: a3b4ed7c89 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ピエロ | 作成日時:2019年1月21日 21時

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