馴れ初め？2 ページ9
Aside
その後、Aは家を出た。
母親と妹に邪魔だと罵られ、体が傷つく日々に精神も肉体も限界を迎えていたからだ。
雨が酷い夜の暗い道をとぼとぼ歩くと、誰かに傘を差し出された
祖母「……Aちゃん？」
振り向くとそこに居たのは父方の祖父と祖母だった。
……＿……＿
父親の墓に挨拶をしに来ていたらしく、たまたまここを来ていたのだという2人
家に帰れない事情を伝え、Aはそのまま2人に引き取られることとなった。
そして、高校は青葉城西高校に入学。
-------❁ ❁ ❁-------
何気ない会話は、何気なく人間を救う。
高校に入ってからは、及川と岩泉と同じクラスになったA
(茜だけ離れて、茜が職員室に殴りこもうとした)
高校に入ってからAは、部活を辞めた
祖父と祖母に迷惑をかけたくなかったから。
もちろん2人は入ったら？と進めてくれたのだが、いつまでも甘える訳には行かないとAは入部を拒否。
中学の時は部活がある時以外あまり喋らなかったが、お互いに同じ中学という関係は大きく。
部活入っている入ってないに関わらず、及川と岩泉はAに話しかけてくれていた
そして、昼は茜含む4人でご飯を食べたりしていたある日のこと
及川「…東条ちゃんほーんともったいないよねー」
ある昼休み、吹奏楽部の用事で茜が居ない時
阿吽コンビにAが混ざってご飯を共にしている時、ふとそう言う及川
「…？なんで？」
岩泉「及川顔ムカつく」
及川「岩ちゃんは置いといて、
いや、綺麗な顔してんのに俺たちの前以外だとあんま笑わないじゃん？」
せっかくのお顔なんだから笑いなよー、という及川
？マークを浮かべながらも、Aは自分の顔をぺたぺたと触る
＿＿＿＿私より、
親からも周りからも言われた言葉が、Aの頭をぐるぐる回る
岩泉「…？東条、大丈夫か？」
よほど黙ってしまったのだろうか、岩泉が心配そうに顔を覗き込む
「ううん、大丈夫
顔褒めてくれてありがとう」
及川「え"っ！？あっ、ううん！？どういたしまして…」
Aがにへらと笑うと、及川は少したじろいだ
少し、自信がついた気がする
(……なんか顔が綺麗な人に言われると腹立つけど、及川くんは嬉しいかも)
不思議と軽くなる胸と、緩くなる頬。
それは、どちらも一緒で
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1057人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ピエロ(プロフ) - ミントさん» 返信遅れて申し訳ありません…！影山くんのまで読んでくださったんですか！？ありがとうございます！！気長に待っててくださり本当にありがとうございます！ (2021年2月23日 19時) (
レス) id: ac5457e183 (このIDを非表示/違反報告)
ミント - 及川さんっ！！ハイキューの推しがたくさんいるので読んでて楽しい作品です！！（影山のもみました！）作品の続き楽しみです！頑張ってください！ (2021年1月30日 9時) (レス) id: 76efc995bc (このIDを非表示/違反報告)
ピエロ(プロフ) - 善さん» まだ秘密です……お楽しみに待ってて下さい！ (2021年1月24日 22時) (レス) id: ac5457e183 (このIDを非表示/違反報告)
ピエロ(プロフ) - milyyさん» ありがとうございます！まだ受験終わってないので嬉しいです！milyyさんもお体にお気をつけて下さい…！！ (2021年1月24日 22時) (レス) id: ac5457e183 (このIDを非表示/違反報告)
善(プロフ) - 千夏ちゃん悪女なの？ (2021年1月24日 16時) (レス) id: e2382ac4cf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ピエロ | 作成日時：2020年6月28日 20時
