【ハイキュー】及川徹が激愛する彼女

後輩 ページ5

矢巾「東条さんでしたよね、こんにちは。おれ…僕、及川さんと親しい後輩の矢巾秀と申します。」




及川「ちょっとお前そんなキャラじゃないでしょ！？」




「ふふ、こんにちは、矢巾くん

くにみんは久しぶりだね？」




国見「！俺のこと覚えてたんですか」




「え、普通に覚えてるよ？」




くすり、と国見に向かって笑ってみせるA

横にいる矢巾にはふわりと手を振る。




……そのAの横で、口を尖らせる及川。




何より少しでも一緒にいられる時間なのに、その時間を邪魔されたことが気に食わない。




……そんな思いとは裏腹に、矢巾と国見はにこにことしている。




及川「もーう！及川さんとAちゃんの邪魔しないで！！！！」




ふがー！と威嚇する及川に、Aは笑う




「え〜、徹大人気ないね」




及川「むぐ……お前のことになると余裕ないの！

てかいつまで2人いる訳！？」




国見「大人気ないですよ及川さん」




矢巾「そうですよ及川さん」




「だってさ、徹」




及川「ふぐぅ……」




どんな時でも下の名前で呼んでくれるAにきゅんとしながらも、後輩と仲良くして欲しくない気持ちが混ざる及川




「あ、でも」




ふわりと及川の大好きな匂いが揺れたかと思うと、左手に暖かい感触が伝わる




「……私が下の名前で呼ぶのも、彼氏にするのも徹だけなの

ごめんね？」




ぺろっと舌を出しながらウィンクするA




Aの右手には、及川の左手が絡まれている




矢巾は絶望しながら岩泉の方へ走っていき、国見は知ってますと言わんばかりの顔で微笑んでいた




及川「俺の彼女なんなの！？！？」




「徹の彼女はAちゃんでーす」




ほら行くよ、と及川の背中を押して、「くにみんまたね」と手を振っていくA




及川は、そんなAの対応に優越感を感じる




あだ名で呼ぶのは岩泉と北川第一からの後輩だけ、苗字で呼ぶのはその他。




たとえ相手がAのことを下の名前で呼び捨てにしても、その相手にもAは苗字だ




相手が踏み込んできても、こっちは踏み込まないという意思が何となくわかって、及川は安心する




＿＿愛されてるって心の底から感じるから。




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