【ハイキュー】及川徹が激愛する彼女

馴れ初め？7 ページ14

そして最近、さらに及川を悩ませる出来事が




「あ、岩ちゃんと及川くん、おはよう」




岩泉「おう」




及川「うん、おはよ……よよ！？」




「…？、どうかしたの？」




違和感じゃない、その感じ




Aが、呼んだのだ




及川「……い、岩ちゃん、って」




＿＿＿確かに、そう呼んだ




及川の中身(？)はプチパニック




だって、名字にくん付けで呼ぶのがAなはずだったのに




岩泉、だけ？




「あぁ、岩泉くんって呼ぶの長いねって話してたんだよね」




岩泉「いちいち7文字で呼んでらんねえからな」




「そしたら岩ちゃんって呼んでいいって言われたから」




ふわりと笑うA




及川「んぐ」




……そしてその笑顔に胸を打たれる及川




打たれる、けど




及川(……痛い)




……＿……＿

及川「っていう感じなの！！東条ちゃんが！！」




茜「……ふぅん？」




中休みに早々、茜のクラスに来たかと思うと茜の前の席に座りそう叫ぶ及川




いつも中休みは同じクラスの岩泉やAと過ごしているのに




及川「岩ちゃんのことそう呼ぶなら俺の事もなんかあだ名で呼んでくれたって良くない！？」




茜「女々しいわ」




及川「傷つく！！！」




いやその通りなんだけど！！と泣き真似をする及川




だって、辛いじゃん




どっちのことも好きだけど、だけど。




茜は、そうやって悩む及川を見て、ため息ひとつ。




そして




茜「……あのさぁ、それって好きなんじゃないの？」




机に頬杖をつきながら、呆れたように言えば




及川「岩ちゃんのこと？好きだけど＿＿＿」




茜「じゃなくて。

Aのこと。恋愛的に」




もう、気づかせないと辛いだろうなあ




そう思って、茜はふっかけた。




及川「……え、」




顔を真っ赤にして、なんとも言えないような複雑な顔をして及川はこっちを見た




及川「そ、それって」




茜「らぶ。」




及川「……らぶ。」




茜「すき」




及川「すっ……！？」




真っ赤っかにして慌てふためく及川を見て




茜(＿＿＿あぁ、こりゃ)




道のりは長そうだな……。と茜は1人思うのだった

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