【ハイキュー】及川徹が激愛する彼女

まあね ページ29

そういえばそんな事もあったなと思い出に耽ける




別に、なんで手を叩いたのとか




そんなことはうじうじ考えないけど、ただ彼がどうなったか。


それがAにとって1番気になることだった





及川「ちょっと話聞いてる！？」




「いひゃ」




右頬を優しく引っ張られる感覚に、目の前にいるのは及川だと思い出す




もー、とか言いつつ仕方ないなって感じの優しい顔が見える




なんだかその顔全体で、「君は愛しい女の子です」と言われているような感じ




「……ふふ」




聞いてるよという意味を込めて、及川の頬に手を伸ばす




むに。




男の子とは思えないようなその柔らかさに、思わずもう片方の手も伸ばす




「え、柔らかいんだけど」




及川「そ、そう？Aちゃんの方が柔らかいと思うけど」




「かおあか」




しばらくもちもちしていると、及川が負けた()





ガンッ！！！！！と勢いよく机におでこをぶつけた




「えぐい音したけど大丈夫？？」




及川「ずるいってば〜〜〜〜〜、もうそんなに俺を惚れさせてどうしたいの！？」




「ん〜、とって食べちゃう」





及川「！？」




「うそだよ」




けらけら笑うと、及川はひどいなあと言いながら嬉しそうな顔を見せた




「……あ、あとマネージャーの件いいよ」




及川「え"、いいの！」




「うん、困ってそうだし」




及川「助かる！ほんとにありがとね！」




そのタイミングで鐘が鳴り、無事におにぎりをゲットした岩泉も帰ってきて、及川とAは分かれた




(マネージャー……ってなにすんの？)





……この時はまだ、知る由もなかった




烏野に、あいつがいることを＿＿＿＿。

Dear:→←影山と＿＿。2

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す