【ハイキュー】及川徹が激愛する彼女

最悪 ページ26

及川「Aちゃんそんなにコミュ力高かったの初めて知ったよ」




「ん〜？まぁ、あんまり他人と関わらないからね」




岩泉はまだ花巻と松川とおにぎり争奪戦をしているそう




長引きそうだとAと及川が並んで教室への帰り道を来ていた




少しのヤキモチを含んだ声色で及川が言うものの、鈍感なAは気づかない




でも




「だって、徹が居れば充分じゃん」




及川「！」




隣を歩いていたのに、その一言で及川を凍らせる




固まって動かなくなった及川の先を歩き、「ね？」と優しく笑って魅せる




これでヤキモチを妬いたことに気づいていないのだから相当だ





及川「……ふん、当たり前じゃん」




少しの強がりを込めて、Aに早歩きで追いつき手を引く




「でしょ」




及川「生意気！！」




どや顔するAに、絶対に痛くないデコピンをかます




ふわふわといい気分になったところで、最悪なあのことを思い出す




こればっかりは、頼みたい




及川「ねぇ、Aちゃん……」




「ん？なぁに？」




及川「……臨時で、マネージャーやってくれない？」




「…………え？」




……＿……＿

教室に戻り、先程購買で買ったミルクティーを啜るA




……と、その前で頭を抱える及川




「へぇ、烏野と……」




及川「最っ悪だよね！？

だってウシワカちゃんに勝ったあいつらと……練習試合……しかも合宿……」




「なんか可愛いね、ウシワカちゃん」




及川「そんなわけないでしょ！！ってか突っ込むとこそこ！？」




けたけた楽しそうに笑うAとは真逆に、うわぁと項垂れる及川




「でも臨時マネっていうけどスポドリとか基本的なことしかわかんないよ？」




まあそれもそのはず、元女バスの知識しかAにはない




及川「それでもいいから！飛雄ちゃんまでいて、あっちに美人なマネもいて！

A居なかったら俺生きてけないよ！？」




「…あ〜、影ぴーは烏野か」




ぼうっと、窓の外の空を見る。

少しだけ曇ったような表情の空




彼は今、大丈夫だろうか。

影山と＿＿。→←お昼

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