【ハイキュー】影山飛雄が溺愛する彼女

それじゃあ ページ6

この時間が永遠に続けばもう幸せに越したことはないが、そんなことは続くはずなくて。




「…ごめん、もう練習しに行かないと」




直接は言えないが、Aにはもうひとつ戦う理由があるから




影山「……おう、」




こくんと頷いて、手を名残惜しそうに離す




その仕草さえ、愛しいと思うのだからもう重症だ




「……飛雄くん」




影山「＿＿＿！」




ちゅ、とAは影山の頬に唇を落とす




影山「なんっ……！？」




(苦手だと思うのに応援もしてくれたし、ご褒美も貰うからね)




「ううん、ありがとう！

……行ってきます」




ここで逃げるのはさすがに卑怯な気もしたが、その後で長々と話せるほど肝は据わっていない




笑顔で手を振るAに対し、棒立ちになったまま手を出す影山




時差で、顔がじわじわと赤くなる




それは、Aも同じで。




(……やらかしたかも)




まぁ、目の前から今は頑張る事にしよう




……＿……＿

菅原「あ、影山おかえり〜」




影山「うっす」




菅原「……ちゃんと言いたいこと言えたか？」




影山「……多分、言えました」




その割に頬にキスや、ご褒美のことなど返り討ちにあった気もするが。




日向「？影山なんか顔赤くね？」




月島「バッ……。もう日向黙ってなよ」




何かを察した月島が咄嗟に日向を抑える




面倒事には巻き込まれたくないからな。




『……それでは、只今より』




影山「！」




そのアナウンスに、身を縮こませる




＿＿＿全て、始まる

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