【ハイキュー】影山飛雄が溺愛する彼女

なんなりと、 ページ45

「……あれ」




目覚めたのは自分の家でも、車の中でもない、誰かの家




時間はもう夜遅く、日をまたぎそうだった




むくりと体を起こすと、毛布が垂れる




2、3枚の毛布が自分にかかっていた




影山「……起きたか」




そんな映画みたいな登場ある？？と思いつつも目を向けると、




「飛雄……、？」




影山「？おう＿＿＿わ、」




「会いたかった…！！」




ソファから飛び出して影山を抱きしめると、驚きつつも力いっぱい抱き締め返してくれる




首元に顔を埋めると、くすぐってぇと笑いながらも慣れない手つきで頭を撫でてくれる




影山「俺も、会いたかった」




「ふふ、…あ、あのさ」




影山「？」




体を離して向き合うと、Aは謝る




「……ごめんね」




影山「？何がだ？」




「……その、祝えなくて」




影山「……」




「お仕事でもこれってお嫁さん失格だよね」




へらり、と力のない笑顔で笑うA




でも、影山は




影山「知ってるか」




「？」




影山「一日って24時間なんだぞ」




「え、あ、うん」




影山「まだ11時だ」




だから、




影山「だからまだ俺の誕生日だ」




ふふん、と胸を張る影山




Aはきょとんとして笑う




「ふふ、あはは、」




影山「何笑ってんだボゲェ」




「ご、ごめ…あははっ！」




ほっぺを引っ張られる




男の人らしくて、大きくて、ゴツゴツした手




中学、高校から変わっていないようで、変わった手




優しくて暖かい




「……おめでとう、飛雄」




影山「おう、さんきゅ」




「また今度プレゼント贈ってもいい？」




影山「ん、待ってる」




「大好きだよ」




影山「俺は愛してる」




おでこをくっつけながらふふ、と控えめに笑い合う2人




永遠に、幸があるように。




2人で、歩めるように。




王様、なんなりと、ご命令を。




影山飛雄、＿＿Happybirthday！




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明日明後日とか言ったくせに金曜日ですいません……

とびおくんおめでとうございました……




(毛布何枚かければ寒くないか分からなくてめちゃくちゃ枚数かけてるといい)

終わり ログインすれば
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