国見と影山2 ページ39
影山は微妙に驚く
影山「そんなに仲良いんすか？」
あだ名というものを影山ももちろん理解しているため、それを付けるほどに仲が良いのかと確認する
「うん、まぁ幼馴染だからね」
影山「ちいせぇ頃から一緒ってことすか」
「うん、幼稚園からずっとね」
ノートを真面目に書きながら、影山に返事していく
国見はまだ起きない
影山「……ノート、書いてるんすか」
「そう、英語のプログラム4からで……って影山くんも教室入ったら？」
クラスは違うが、もう放課後だからあまり関係ないだろう
Aがそう声かけると、
影山「！いいんすか」
嬉しそうに顔の周りに花を飛ばし、おずおずと入る影山
「ふふ」
その様子を可笑しそうに笑うAの笑みに、思わず見入る
……その笑顔に、この影山は惚れた
国見「……寝てた」
「わ、あーくん、おはよ」
近くの席に影山が腰掛けた時、国見が起きる
国見「うん、おはよ……って
なんで王様がいるんだよ」
大好きな幼馴染の顔を見られたのはいいが、そこに独裁な王様がいることが気に食わない
影山「うっ」
なんて言えばいいのか分からず、口ごもる影山に追い打ちをかける
国見「まさか勉強教えて貰いに来たなんて言わないでしょ？」
影山「ぐっ」
国見「それAじゃなくてもいいだろ」
影山「っっ」
次々と毒を吐いていく国見に、Aは慌てる
「そ、そこまで話してないよ！？ちょっと世間話話してただけで！！」
弁解するも、国見はじとーっと影山とAを見たまま。
国見「……ほんとに？」
「ほ、ほんとほんと
それに、勉強は別に教えたって減るものじゃないでしょ？」
諭すようにそう言うと、またしわを深くさせた
国見「…そういう問題じゃない」
ずっと片想いをしていた相手が恋敵に勉強を教えるなんて。
国見(俺が頼んだ意味無くなっちゃうじゃんか)
拗ねたようなその顔
影山「なんで国見拗ねてんだ？」
国見「別に拗ねてない。王様うるさい」
影山「うるさっ……！？」
「け、喧嘩しないで？」
国見「大体Aはどっちに勉強教えるの」
「ど、どっちもに教えるのは……？」
国見「……どっちかにしてよ」
大体教えて欲しい教科違うんだし。と付け足す国見
国見は数学、影山は英語。
……どっちかにしろと。
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ピエロ(プロフ) - 美羽さん» ご期待に添えられて良かったです〜！こちらこそ、リクエストありがとうございました〜！ (2020年4月21日 18時) (
レス) id: ac5457e183 (このIDを非表示/違反報告)
美羽(プロフ) - 書き忘れました！イメージの更に上のいい作品でした！ (2020年4月20日 19時) (レス) id: c6cf9bb902 (このIDを非表示/違反報告)
美羽(プロフ) - リクエストの作品書いていただいてありがとうございます！とっても嬉しかったです。国見のちょうどいい独占感と無気力具合がめちゃくちゃ好きです！これからも更新頑張ってください！楽しみにしてます！ありがとうございました。 (2020年4月20日 19時) (レス) id: c6cf9bb902 (このIDを非表示/違反報告)
ピエロ(プロフ) - ゆんみ。さん» 最初豪快にしようかとも考えたんですけど、可愛い方がいいかな……と笑 (2020年4月19日 23時) (レス) id: ac5457e183 (このIDを非表示/違反報告)
ピエロ(プロフ) - ち！さん» ありがとうございます！！はい！！頑張ります！！ (2020年4月19日 23時) (レス) id: ac5457e183 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピエロ | 作成日時：2020年3月25日 23時
